戦時国際法の白旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 02:17 UTC 版)
近代以降に成立した国際社会では、戦時国際法に基づいた一つの認識をほぼ全ての文明社会人が共有している。その社会の範疇にあって、白旗は、交戦対象にあたらないことを相手に知らせるための表明手段としての旗の一つであり、使用者を限定しない唯一の旗である。 戦意を維持しない(もはや交戦相手ではない)、降伏の意思があることなどを相手に知らせるための旗である。逆に交戦相手に対し降服を促すための軍使も用いる。また、応用として、敵意を持たない(もともと交戦相手ではない)ことを明示するために使用される場合もある。 さらには、ここから転じて、白い旗を用意できない場合には代用品の使用が認められる。それは平面状で白地の面積が十分に広い物(たとえば白無地の肌着)であれば、相手に理解されることを期待できる。また、正規の白旗であれ代用品であれ、それを左右に振ることは掲げることに増して明確な意思表明と理解される。
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