戦後~チョコレート発売
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:50 UTC 版)
「ハリス (菓子メーカー)」の記事における「戦後~チョコレート発売」の解説
敗戦後、侵入してきた赤軍や、その後の中国軍にも、請われるままに不足していた乾パンを提供していたが、全てを捨てて1946年(昭和21年)に引き揚げ、知遇を得ていたカネボウの敷地であった大阪市都島区高倉町で森又商会を再建した。食材は極端に不足していたが、持前のアイデアを発揮して、グルコースに香料を加えてチョコレートを作り、1948年(昭和23年)に発売した。「ハリスチョコレート」とネーミングした。ハリスチョコレートは代用食であったが、「科学された菓子」として、甘いものに飢えていた人々に受け入れられ、やがてカネボウの3千坪の工場を得て、大々的に事業展開した。また、当時国民病でもあった回虫の駆除薬を大阪大学薬理学教室の協力を得て、新しく椿の実や麦の茎から抽出した成分を使って開発し、菓子のイメージで「ハリス アスミン」として発売した。
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