成瀬國晴とは? わかりやすく解説

成瀬國晴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/16 00:55 UTC 版)

成瀬 國晴
本名 同じ
生誕 大阪府大阪市浪速区
国籍 日本
職業 イラストレーター
活動期間 1950年代 -
ジャンル 似顔絵スケッチ風刺漫画
代表作 著名人の似顔絵
受賞 第37回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞(2008年
上方お笑い大賞 審査員特別賞
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成瀬 國晴(なるせ くにはる、1936年昭和11年〉1月1日 - )は、日本イラストレーター、タレント。

大阪府大阪市浪速区出身。宝塚市在住[1]日本漫画家協会会員。甲子園歴史館顧問。新字体は「成瀬国晴」。血液型はO型。

来歴・人物

浪速区日本橋3丁目旅人宿「むかでや」の4人兄弟の三男として生まれる。祖父は当時方面委員を務めていた成瀬駒吉(1864-1936)[2][3]。1919年に創業して2025年現在も日本橋で書店として営業中の波屋書房の三代目店主・芝本尚明は国民学校の同級生である[4][5]

1944年8月からは滋賀県東押立村(現在の東近江市)の寺の東方寺(とうぼうじ)に疎開[6]

漫画・イラストに興味を持ったのは中学時代に出会った手塚治虫新宝島』。高校時代は新聞に四コマ漫画を投稿、賞金をもらった[7]

1956年 長沢節門下の明石正義に師事し、モードイラスト、クロッキー技術[7]を学ぶ。クロッキーは1958年から2018年まで60年間、1日50枚描き続けた[4]

1979年、当時の有名人を写楽の絵に見立てて表現した個展「見立て写楽 東西名物男」を東京・大阪で開催。評判となり、以降似顔絵の仕事を多数手がけるようになる[4][7]

関西を活動の拠点とし、テレビ番組のロゴや番組セットのデザイン、落語会のポスター画などを手掛ける。法廷スケッチにも携わった[7]。本人いわく画業の柱は「大相撲タイガース上方落語天神祭[7]上月財団の「漫画家・アニメーター育成事業」(現:クリエーター育成事業)審査委員も務めた。

関西を拠点としていた作家藤本義一とは長年にわたり親交が深く、司会をしていた藤本に誘われて「11PM」でレポーターなどを務めた[4]。藤本の葬儀では葬儀委員長を務めた。

出演番組

著書

*時空の旅 他

受賞

出典

関連項目

ワッハ上方が制定。成瀬は第1回から選考委員を務めるとともに、受賞者の似顔絵イラストを描いている[3]

脚注

  1. ^ 五代目笑福亭松鶴・四代目桂米団治・桂米朝…上方落語家の高座姿を描いた墨彩画、15日に披露」『読売新聞』2025年6月14日、関西発。
  2. ^ 飯田直樹『Wellおおさか  ~方面委員の模範となった難波第一方面~』42号、大阪府民生委員児童委員協議会連合会、2022年2月、4頁https://www.osakafusyakyo.or.jp/wellosaka/pdf/well046.pdf 
  3. ^ a b 成瀬國晴『ワッハ上方 平成29年度年次報告書 「わたしとワッハ上方」』大阪府立上方演芸資料館、2018年6月、2-4頁https://wahha-kamigata.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/06/e9cf76e63ca23d260309787e41577270.pdf 
  4. ^ a b c d 北村理「一聞百見 ミナミ育ち、オダサクを後世に語り継ぐ イラストレーターの成瀬國晴さん」『産経新聞』2023年8月11日、産経WEST。
  5. ^ 桜井保幸 (2023年1月25日). “大阪・波屋書房 料理書への転換が100年の老舗を救った”. 日経BOOK PLUS. 日経BP社. 2025年6月3日閲覧。
  6. ^ 学童疎開77枚の記憶…成瀬國晴さんが画集出版 読売新聞 (2014年8月14日)
  7. ^ a b c d e エール・インタビュー 成瀬國晴”. 上月財団30周年記念サイト (2012年8月). 2025年6月3日閲覧。
  8. ^ a b c d 株式会社阪急阪神百貨店 (2024年3月18日). “【阪神梅田本店】躍動感あふれる阪神タイガースの選手を、成瀬國晴氏の個展でお楽しみいただけます!”. PR TIMES. 2025年6月3日閲覧。

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