憲法研究会の「憲法草案要綱」
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「マッカーサー草案」の記事における「憲法研究会の「憲法草案要綱」」の解説
1945年(昭和20年)12月26日、日本の民間憲法草案である憲法研究会の「憲法草案要綱」が首相官邸に提出され、(検閲により遅れて)12月28日に新聞報道された。連合国軍総司令部(GHQ)で直ちに英訳され、GHQのラウエル法規課長は、「この憲法草案に盛られている諸条項は、民主主義的で、賛成できるものである」とし、米国にない国民主権主義や国民投票制度などの規定については「いちじるしく自由主義的」と評価している。 翌1946年1月11日に同案をベースにして、欠けていた、憲法の最高法規性、違憲法令(立法)審査権、最高裁裁判官の選任方法、刑事裁判における人権保障(人身の自由規定)、地方公務員の選挙規定等10項目の原則を追加し、憲法草案に対する所見として「ラウエル文書」が作成された。
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