患者への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 04:06 UTC 版)
一般の人々の障害に対する認識不足のため、DSPS患者はしつけが悪い、または怠惰な人であると固定観念で判断され、辛い経験をしている。患者の親は、子供に適切なリズムで生活させないことに対して非難されるかもしれない。また学校は遅刻、欠席、居眠りの常習者に厳しく、彼らが慢性的な病気を持っていると理解されない。 2004年の睡眠が健康に及ぼす影響に関する 世界保健機関 (WHO) の会議で、睡眠の専門家は次のように述べている。 「 中長期的な影響は…特にDSPSで知られている。DSPS患者は慢性的な睡眠不足と、睡眠負債による行動力や認知能力の低下に見舞われる。アルコールや他の薬物の乱用が増加し、若い患者の中には犯罪傾向を示す者もいる。精神障害、特に季節性情動障害、原発性うつ病、双極性感情障害と概日リズムとは、関連が強いと分かった。 」 DSPSに苦しむ人が正しい診断を受けるまでには、何年もの間、誤診されたり、怠け者で無能な社員や生徒と決め付けられたりしていることが多い。概日リズム睡眠障害と精神病との誤診は、患者と家族の相当な苦しみの原因となり、患者の一部は不適切な向精神薬を処方されることになる。多くの患者にとって、DSPSと診断を受けること自体が人生を変える突破口となるのである。
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