性状と機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 15:02 UTC 版)
公正競争規約により種類については「化粧水」と表示されており、スキンローション、柔軟化粧水、収れん化粧水とは表示されない。 美白化粧水 一般的な化粧水が持つ肌に水分を与える効果の他に、しみ、そばかす、あるいは日焼けを防ぐ作用を持たせた製品である。多くは医薬部外品に分類される。 アルブチン、ビタミンC等を美白成分として配合する製品には、漂白作用はなく、紫外線によるしみ、そばかす、日焼けを防ぐ作用があり、日々使用することで一定期間経てば美白化粧水を使っていない場合と比べて、日焼けを防げる分だけ肌の色が明るく見えるようにすることを目的とする製品である。 また、ハイドロキノンなど、漂白作用により直接的にしみ、そばかすを薄くする製品もある。 植物性化粧水 狭義では「へちま水」など植物から採取され、化粧水として使用できる液体を指す。広義では植物成分により肌に潤いを与える効果を謳う製品を言う。アロエ、クインシード、きゅうり、ヘチマ、レモン、米ぬかなどから採取された成分やエキスを配合する。 にきび用化粧水 にきび、吹き出物を防ぐ作用を持たせた化粧水。殺菌作用、角質の溶解作用、ピーリング作用を持つ成分、例えば、硫黄、サリチル酸などを配合する。 アルカリ性化粧水 多くの化粧水が弱酸性もしくは中性を呈する中で、少数派とも言える化粧水。ベルツ水(グリセリンカリ液)がその代表で、グリセリン、アルコール類、水酸化カリウムなどが配合された製品。ひび、あかぎれなどに適するが、長期間に亘る使用は、アルカリの作用により皮膚を薄くする危険性がある。 プレ化粧水 他の化粧水を使用する前に使う化粧水。洗顔後の肌に残留した石鹸成分や、水道水の塩素などを減らし、後に使う化粧水の、肌への馴染みを高める目的で使用する。
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