性交渉の経験率と初交年齢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 16:40 UTC 版)
性教育協会の調査では、2005年調査以降、高校生、大学生の性交渉経験率が減少しているのに対し、中学生では1999年以降ほぼ横ばいで推移しており、低年齢で性交渉を経験する一定の層が形成された反面、それ以外の層では初交年齢(はじめて性交渉をした年齢)が高くなる二極化の様相を呈している。 性交渉経験率の推移学校中学高校大学性別男女男女男女1974年 10.2% 5.5% 23.1% 11.0% 1981年 7.9% 8.8% 32.6% 18.5% 1987年2.2% 1.8% 11.5% 8.7% 46.5% 26.1% 1993年1.9% 3.0% 14.4% 15.7% 57.3% 43.4% 1999年3.9% 3.0% 26.5% 23.7% 62.5% 50.5% 2005年3.6% 4.2% 26.6% 30.0% 61.3% 61.1% 2011年3.7% 4.7% 14.6% 22.5% 53.7% 46.0% 2017年3.7% 4.5% 13.6% 19.3% 47.0% 36.7% (設問「あなたは、いままでに、性交渉(性交)の経験がありますか。」(中学生は「性交渉(性交)の代わりに「性的接触」)に「ある」と回答した者の学校種別割合。中学生のデータについては、調査対象に中学生を追加した1987年(第3回)調査以降の数値。) 性交渉経験者の年齢別割合年齢12歳13歳14歳15歳16歳17歳18歳19歳20歳21歳1999年男 1.1% 1.8% 3.7% 9.9% 19.7% 28.7% 38.9% 46.0% 54.3% 53.4% 女 1.3% 1.5% 2.3% 9.9% 16.6% 28.0% 32.9% 32.0% 39.5% 65.9% 2005年男 1.5% 1.6% 5.2% 7.2% 21.4% 24.2% 38.0% 51.5% 57.7% 67.6% 女 2.9% 2.5% 4.2% 9.4% 21.7% 30.4% 42.8% 43.0% 59.1% 73.2% (設問「あなたは、いままでに、性交渉(性交)の経験がありますか。」(中学生は「性交渉(性交)の代わりに「性的接触」)に「ある」と回答した者の年齢別割合。) ソフト・オン・デマンドの調査では、初交年齢の平均は19.0歳(2009年調査)、19.1歳(2012年調査)で、16歳~19歳の男性では32.8%(2009年調査)、28.0%(2012年調査)が性交渉を経験済みであるとしている。また、コンドーム製造会社のDurex社による調査では、日本人の初交年齢の平均は17.2歳で、調査対象41か国平均(17.3歳)とほぼ同じ、最も早かった国はアイルランド(15.6歳)で、次いでドイツ(15.9歳)、スウェーデン(16.1歳)、デンマーク(16.1歳)と続いた。 10代のうちに性交渉を経験した層に限定すると、ソフト・オン・デマンドの調査では平均初交年齢は16.6歳(2009年調査)から16.4歳(2012年調査)の間でほぼ横ばいであり、初交時のコンドーム使用率は16歳~19歳の層で87.2%(2009年調査)、82.5%(2012年調査)に上る。
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