念仏者としての歩み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 10:02 UTC 版)
ウィルス学博士・自然科学者でありながら、一方で念仏者とも呼ばれた。京都大学在学中には、「京都学生親鸞会」に入会。京都大学をはじめ、龍谷大学・大谷大学・同志社大学・立命館大学などの学生が入会しており、花田正夫、川畑愛義(京都大学)、稲津紀三(玉川大学)夫妻、信国敦(大谷専修学院)、西本宗助(京都府立大学)、宮地廓慧(京都女子大学)、松本解雄(愛媛大学)、榊原徳草、向島諦宣、渡辺種彦らも会員であった。この会で、「歎異抄」の池山、「常念仏」の池山と云われていた池山榮吉(大谷大学ドイツ語教授)に出遇う。池山氏を通して『歎異抄』を学び、「親鸞聖人ただお一人に直結する浄土真宗の信徒にならせていただいた」、「池山先生に現れている弥陀の本願に出遇った」、「それは如来よりたまわりたる信心である」と語っている。 また「京都大学仏教青年会」にも入会している。この会を通じて鈴木大拙に出遇い、アメリカ合衆国での北米開教使会議の講演では前座を務めるている。羽溪了諦、本田義英、長尾雅人、同僚として藤吉慈海(花園大学名誉教授)、方谷浩明(元大徳寺管長)らと交わる。 晩年には、全国各地の寺院や大学、高校、朝日カルチャーセンターなどで講演をしており、当時のNHK教育テレビ「宗教の時間」(現在の「こころの時代」)にも多数出演している。
※この「念仏者としての歩み」の解説は、「東昇」の解説の一部です。
「念仏者としての歩み」を含む「東昇」の記事については、「東昇」の概要を参照ください。
- 念仏者としての歩みのページへのリンク