従来の濃度の定義に基づく分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 08:27 UTC 版)
「濃度」の記事における「従来の濃度の定義に基づく分類」の解説
濃度はいかなる混合物にも適用できるが、最もよく使われるのが溶液に対してであり、この場合、濃度はある溶質 (solute) が溶媒 (solvent) に対してどの程度溶けているかを示す。 成分量および全体量を計量する値の種別により濃度は次のように呼称される。 質量 - 質量濃度、重量濃度 体積 - 容積濃度、体積濃度 物質量 - モル分率 が使用される。つまり、重量濃度といった場合は全体量の計測は重量で行い、体積濃度といった場合は全体量を体積で計測する。 体積(容量)パーセント濃度を示す記号として vol% 等と濃度の単位を表す項にvolumeを略したvolの語を付けるのが一般である。 特に断らない限りは、混合物の成分を計量する対象と混合物全体を計量する値と種類は同一であるが、利用目的に応じて異なる種類の計量値の比をもって濃度とする場合も多い。一般には w/w や w/v などと記号で表記される場合が多い。この符号はweight, volumeの頭文字で、分子が成分の計量方法、分母が全体の計量方法を示している。
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