徐家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 01:33 UTC 版)
徐皇后(徐王妃)(演:于小慧(中国語版)) 永楽帝(朱棣)の燕王妃→明朝皇后。名将・徐達の娘。朱高熾・朱高煦の生母。徐妙錦の姉。鄭和の才覚を見出し、燕王府に仕えさせる。朱棣とは深い愛情で結ばれ、その愛は一途で決して揺るがない。靖難の役においては北平の留守を務め、自らも剣を振るって戦った。永楽帝の即位後は皇后に就任。実の息子の朱高熾・朱高煦の後継者争いに心を痛め、兄弟の和解を切望している。国母として民の安寧に関して気に掛けており、南京入城の際、路上に溢れかえる貧民や流民を見て、強く心を痛めた。鄭和の大航海には終始賛成の立場を取る。鄭和の大航海における輸出品・下賜品用の絹織物を賄うために、妃嬪・女官や宮女たちを率い、宮中で盛んに織紡を行った。やがて病に侵され、永楽帝に先立って世を去る。病床にあって、反対意見が相次ぐ大航海事業を継続するためのヒントを鄭和に与えた。 徐妙錦(中国語版)(演:白玉鵑) 徐皇后の妹。名将・徐達の娘。道士。戦や争いごとが大嫌いで、民の安寧な暮らしを最も切望し、世俗と一定の距離を置きつつ、諸国を遊歴している。徐皇后の死後は、姉に代わって永楽帝の世話係となり、さらに朱高熾・朱高煦の義理の母親役となる。永楽帝に対して臆せず諫言できる存在で、永楽帝に対して何度も耳の痛い忠言を行って、永楽帝の目を覚まさせた。永楽帝から絶大なる信頼を受け、尚方宝剣を授けられている。数々の悪事を働く欲深い朱高煦を叱りつつも、必死に庇い立て、その命を守ろうとする。正義感が強く、実直な性格。
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