形式・編成解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:38 UTC 版)
「JR四国8600系電車」の記事における「形式・編成解説」の解説
8000系では非貫通型の先頭車が存在し、8両編成を5両編成の基本編成と3両編成の付属編成に分割する構成としていたが、全ての車両が貫通型となっている本系列ではきめ細かな車両運用を行うため、Mc-Tcでユニットを組む2両編成を基本に、中間にT車を連結した3両編成が可能な構成とし、これら2両編成と3両編成の組み合わせで編成を組成する。なお、連結可能な編成数は地上設備側の制約で最大3編成までとなっている。 8600形 (Mc) 2・3両編成双方の岡山・高松方に組成される制御電動車で、全席普通席。定員56名(41.9t)。インテリアのアクセントカラーはグリーン。 後位車端側車内には、自動販売機・洋式便所・男性便所が設置されている。 8700形 (Tsc) 3両編成の松山方に組成される制御車。グリーン室と普通室の合造車。定員はグリーン客室12名、普通客室17名の計29名(39.0t)。インテリアのアクセントカラーはグリーン客室のある前位側が茜色、普通客室のある後位側がグリーン。 後位車端部の屋根上にシングルアーム式パンタグラフを設置している。 後位側室内には男性便所・車椅子対応の多機能便所・洗面台・ユーティリティスペース・多目的室を備える。また、車内に車いす対応設備を設けている関係で、後位側デッキの乗降扉と客室妻扉の幅は有効開口900 mm以上に拡大されている。また、グリーン客室内の普通客室との仕切り壁には荷物置き場を設けている。 8750形 (Tc) 2両編成の松山方に組成される制御車。全席普通席。定員45名(38.6t)。インテリアのアクセントカラーはオレンジ。 後位車端側の屋根上にシングルアーム式パンタグラフを設置している。車内後位側デッキはほぼ8700形と同様であるが、多目的室を設置しないため、洗面台と男性用便所のレイアウトが異なっており、空いたスペースに簡易荷物棚を設置している。 8800形 (T) 本系列唯一の中間車で、3両編成の中間に組成される付随車。全席普通席。定員68名(32.1t)。インテリアのアクセントカラーはオレンジ。 客室と出入り台のほかに設備は無い。
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