弁護団の拡充とは? わかりやすく解説

弁護団の拡充

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:35 UTC 版)

みどり荘事件」の記事における「弁護団の拡充」の解説

一審判決後記者会見終えた古田徳田弁護士に安東正美弁護士が「よかったら私も手伝わせてほしい」と声をかけた。安東弁護士は、かつて大分合同法事務所に所属していたことから古田弁護士先輩にあたりまた、徳田弁護士とも以前ともに訴訟あたった経験があり旧知間柄であった敗訴落ち込んでいた両弁護士は、大喜びでこの申し入れ受け入れた裁判資料取り寄せた安東弁護士は、読み込むほどに一審判決不当なのである確信していった。3弁護士はさらに多く弁護士に弁護団への参加呼び掛けていくことで一致したが、私選弁護人とはいえ報酬は全く期待できないこともあり、また、弁護団団結重視したことから、気心の知れた弁護士に一人ひとり裁判資料手渡して声をかける形をとった。大分合同法事務所所属弁護士OB一緒に仕事をしたことのある弁護士中心に声を掛けていき、控訴趣意書提出までに柴田圭一西山巌両弁護士加わって5名の弁護団となり、さらに岡村正淳・鈴木宗嚴千野博之福岡岩田務各弁護士参加して控訴審第3回公判1990年平成2年9月17日)ころまでに9名となったその後も荷宮由信・岡村邦彦須賀二・工隆各弁護士参加して最終的にみどり荘事件弁護団13となっている。 弁護団一審判決再検討し自白任意性102号室住民証言、輿掛の身体咬傷がなかったこと、輿掛の衣類から被害者血液の跡が見つかっていないこと、輿掛の首や左手甲の傷、毛髪鑑定信用性などについての一審判決判断批判し、さらに、犯行時間205号室住民203号室から「神様お許しください」という声を聞いているが輿掛にはそうした信仰はないこと、『荒鷲の要塞』酒場場面が輿掛のアリバイ証明していることなどを、輿掛が犯人ではないことを示す証拠として指摘する控訴趣意書をまとめた。最終的に200頁に及んだ控訴趣意書は、提出期限前日完成し提出期限1989年平成元年11月30日に、福岡高裁直接持参して提出された。

※この「弁護団の拡充」の解説は、「みどり荘事件」の解説の一部です。
「弁護団の拡充」を含む「みどり荘事件」の記事については、「みどり荘事件」の概要を参照ください。

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