廃止された快速列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 17:22 UTC 版)
1980年(昭和55年)10月1日から1989年(平成元年)3月10日までの間、博多駅発着で肥薩線直通の急行「くまがわ」が博多駅 - 熊本駅間を快速列車として運転していたことがあり、荒尾駅 - 熊本駅間では途中長洲駅・玉名駅・木葉駅・植木駅・上熊本駅に停車していた(木葉駅は当初通過で途中から停車駅に追加。また博多駅 - 荒尾駅間は当時の快速電車と異なり、南福岡駅と基山駅を通過していた)。 2011年3月12日のダイヤ改正で、田原坂駅を通過する普通列車を格上げする形で快速「くまもとライナー」が運行を開始した。荒尾駅以南においては長洲駅・玉名駅・木葉駅と、植木駅以南の各駅に停車し(荒尾駅 - 植木駅間の停車駅は前述の快速「くまがわ」停車駅と同じ。西里駅には2014年3月15日から停車)、大牟田駅または荒尾駅で、博多方面の快速と接続していた。大牟田駅 - 熊本駅間の所要時間は普通列車に比べ約5分短縮されたが、田原坂駅に加えて快速通過駅となった南荒尾駅・大野下駅・肥後伊倉駅は実質1時間あたり1本に減便となった。2015年3月14日のダイヤ改正で「くまもとライナー」は廃止され普通列車に戻された。 また、肥薩おれんじ鉄道線直通の快速「スーパーおれんじ」が土日祝日などに熊本駅 - 出水駅間で2往復、肥薩おれんじ鉄道に所属する1両編成の気動車で運転されており、熊本駅 - 八代駅間はノンストップで運行していたが、2019年3月16日のダイヤ改正で八代駅発着となり、当線内での運行が休止された。 熊本駅 - 八代駅間でキハ40形・キハ47形による快速列車が朝に上り1本のみ運行されていた。途中停車駅は新八代駅のみ。元は肥薩線から乗り入れる快速列車であったが、2018年3月17日のダイヤ改正で肥薩線内の運転が取りやめとなり、2021年3月13日のダイヤ改正で廃止された。 肥薩線乗り入れ快速列車のほとんどは、2017年3月4日の改正で新設された特急「かわせみ やませみ」に置き換えられ、「いさぶろう・しんぺい」の熊本駅 - 人吉駅間が特急化されたため、下りの定期快速はこの時点で消滅している。
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