幻の映画化
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『禁色』の映画化について、某プロデューサーと三島の間で話題に上っていたことがあった。監督は三島本人で、俊輔を山村聡、鏑木婦人を三浦光子、康子を岸惠子の配役、悠一は一般募集という話を酒席で語り合ったことを、〈こんな冗談がいつか実現したら日本も大した国ですが〉と三島は知人への手紙で伝えている。 また三島は、俳優の大木実に悠一の役をしてほしいと思っていた。 大木実(映画俳優) この人にはまだ会つたことがないが、スチールで見て日本の美青年の代表選手だと思つた。凛々しさ、憂愁、青春の甘さが、この顔には溢れてゐる。もし私の小説「禁色」が映画になれば、ぜひとも彼を主役にほしいがそんなことは決してありえないから、彼も安心して可也である。 — 三島由紀夫「美しいと思ふ七人の人」
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幻の映画化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 16:20 UTC 版)
1961年(昭和36年)に、成瀬巳喜男監督で映画化される企画があり、主演も山本富士子と森雅之で決まっていたが、裁判の影響などで実現には至らなかった。
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