市電事業廃止、市営地下鉄事業の開始による影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:31 UTC 版)
「京都市営バス」の記事における「市電事業廃止、市営地下鉄事業の開始による影響」の解説
しかし、1960年代になると、次第に日本全国共通の問題となる市内中心部の空洞化(ドーナツ化現象)や自動車の急激な普及(モータリゼーション)に伴い、利用客の減少や道路渋滞により、定時性の喪失が京都市内においても顕著にみられるようになってきた。 これにあわせて、京都市交通局の財政も悪化を続け、京都市電や京都市営トロリーバスが廃止されることとなり、代替輸送を市バスにより行うこととなった。これにあわせて施設の増強が行われ、醍醐や梅津、三哲、西賀茂、錦林、九条、烏丸の営業所が適宜設置されることとなった。 路面電車が上記のように廃止され、京都市交通局はバス専業事業者となったが、1960年代から京都市営地下鉄事業の計画が進められており、1981年(昭和56年)に京都市営地下鉄烏丸線が開業した。これにあわせて、バスでも路線再編が行われた。この再編の基本方針は、市バスと地下鉄の有機的な連絡を基本としており、地下鉄と市バスの乗り継ぎ運賃の導入や、北大路バスターミナルにおけるフィーダ路線の導入が、その具体例であった。
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