市毛家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 05:30 UTC 版)
「かんかん橋をわたって」の記事における「市毛家」の解説
市毛 トキ子(いちげ ときこ) 市毛家の当主で「ご新造さま」と呼ばれる女性。桃坂町で産まれるすべての男児の名付け親になろうとする。トキ子の命名には必ず動物の名前が含まれ、さやかの息子の犬吉、猿彦、国子の夫・鼠実、蕗江の夫・鹿月も彼女による命名。桃坂町内で絶大な権力を持つトキ子に気に入られれば進学や就職において厚遇を受けられるが、逆らうと迫害されて村八分に遭い日常の買い物すらできなくなってしまう。不二子らと同年代だが、厚化粧と若作りのおかげで若々しい容姿を保っており、姪の向井国子と瓜二つ。今作のラスボス。 市毛 千春(いちげ ちはる) トキ子の「息子と離婚しろ」という命令に逆らったため追放され、川東で唯一トキ子が干渉できない茅ノ街道(かやのかいどう)の路上で暮らす女性。龍王丸・一狼太とは幼馴染。嫁姑番付1位。 市毛 竜王丸(いちげ りゅうおうまる) トキ子の息子で児童養護施設「川西吉祥園」の園長。書類上は千春の夫だが、自分は未婚だと思っている。千春や一狼太とは幼馴染で、学生時代は千春を「ちーすけ」と呼んでいた。 市毛 日輪子(いちげ ひわこ) 市毛家先代当主。多くの人々に慕われ、多くの事業を興し不況を救い、「桃坂いちの女傑」と呼ばれた。かんかん橋を架けたのも日輪子である。「市毛家に嫁いでくる嫁は自分と比較されて可哀想だから、何事にも囚われず自分の好きなように振る舞える自由な人物を息子の嫁にしよう」と考えトキ子を市毛家に迎え入れたが、トキ子が市毛家の権力と威光を使って横暴に振る舞い始めたのに気付いたときにはすでに手遅れだった。
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