市場での成功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/07 09:46 UTC 版)
アルファスコープ端末は幾つかの市場(特にスウェーデン)ではIBMに競り勝ちさえする程の相応の成功を収めた。1980年代初めに会社は約10億クローナの利益を計上した。 顧客は航空会社、警察、地方議会、電気通信会社であった。 アルファスコープ端末の優位性の鍵はIBM互換機ながら廉価であることであった。これは多量に購入する顧客にとっては経費の節減になり端末を魅力的なものにしていた。アルファスコープ製品が会社の利益に貢献している(スタンサーブ社/データサーブ社時代の他の製品は損失を出していた)ことを反映してエリクソン社は ストックホルム郊外のヤールフェラ(Järfalla)の生産設備に4,000万クローナを投じた。 エリクソン社はテレックスとデータ端末を包含した自社のエリテックス(Eritex)・ワークステーションがアルファスコープ端末の代替となると予測していたが、アルファスコープ端末に対する需要は1983年までに累計10万台を売り上げるほどに続き年間販売台数は25,000台以上であった。 エリテックスは1980年代中頃には市場から消えたが、アルファスコープ端末の生産はノキア社時代も続き生産停止となるまでに90万台以上が出荷された。
※この「市場での成功」の解説は、「アルファスコープ」の解説の一部です。
「市場での成功」を含む「アルファスコープ」の記事については、「アルファスコープ」の概要を参照ください。
- 市場での成功のページへのリンク