アルファスコープ製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/07 09:46 UTC 版)
「アルファスコープ」の記事における「アルファスコープ製品」の解説
航空業界向けの業務内容のためSRT社の基幹技術はレーダー画像の表示であった。IBM社のディスプレイ端末の発売に刺激され、SRT社の専門技術を活用してアルファスコープ端末が開発された。 これらの端末は初期のパンチカードや紙テープよりもコンピュータとの親和性が高かった。1行80文字分のアルファベットと数字が24行表示できる端末は直ぐに標準機となった。 アルファスコープ端末はIBM製の機器と共通の接続ピン配列(pin compatible)を持つように設計されていた。 最初のモデルであるアルファスコープ 3100はIBM 2260の競合機として設計され、後のアルファスコープ 3500はIBM 3270に対抗して開発された。これらの後に刷新された3500がシステム37(System 37)と呼ばれ、新設計のシステム41(System 41)がこれに続いた。 エリクソン社初のPCのEPCは1984年にハノーファーのCeBIT見本市で発表された。 1年後にはエリクソン・ポータブル PC(Ericsson Portable PC)が続いた。年に連れPC/AT互換機の需要が高まり幾種類かのアルファスコープ PCが発売された。 エリクソン社がPC業界内で自社ブランドの確立を試みる一方でノキア社はアルファスコープの商標を利用しようとしていた。1989年にノキア社はIntel 80386ベースのサーバ、Intel 80286ベースのPC、イーサネットかトークンリングのネットワークを含んだ“アルファスコープ・ワークグループ・システム(Alfaskop Workgroup System)”を披露した。オフィス業務用のソフトウェアはX.400互換のアルファスコープ・メール(Alfaskop Mail)、WordPerfect、Lotus Freelanceが同梱されていた。オペレーティングシステムはMS-DOSかOS/2が提供されていた。
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