岩波『世界』回収事件とは? わかりやすく解説

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岩波『世界』回収事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 08:25 UTC 版)

大内兵衛」の記事における「岩波『世界』回収事件」の解説

岩波書店発行世界1969年3月号の巻頭論文東大滅ぼしてならない」の中で、大内このように所感述べたこのような運動引用者註、東大全共闘事件といえども、その社会的結果が彼らの呼号する社会革命に対してゼロとなるはずはなく、特殊な形で、大学という特殊部落構造変える相違なく、そのような改革効用学生大学生活規制への参加という形となるのであろう。 この「特殊部落」という表現対し部落解放同盟朝田善之助らは『世界編集部大内激しく抗議し謝罪文など多く措置約束させた。 この結果岩波書店は『世界3月号を書店から回収する措置踏み切り、翌4月号では編集部大内謝罪文掲載した。 さらに、岩波書店1969年5月に『広辞苑第2版の「部落」の項を大幅に改訂させられることになった第1版部落比較少数の家を構成要素とする地縁団体民家一群一部特殊部落の略 第2版部落〕(第1版に同じ) 身分的社会的に強い差別待遇受けてきた人々集団的に住む地域江戸時代形成され明治初年法制上は身分解放されたが、社会生活上の差別は完全に撤廃されていない未解放部落大内事件から1年ほどのあいだに、岩波書店では部落解放同盟から数回抗議を受け、1970年7月には編集部長名全社に「差別用語死語とし、一切使わない歴史的記述伏字にする」という通達出した労組職場ではこの通達反対空気強かったという。 「部落問題」も参照

※この「岩波『世界』回収事件」の解説は、「大内兵衛」の解説の一部です。
「岩波『世界』回収事件」を含む「大内兵衛」の記事については、「大内兵衛」の概要を参照ください。

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