岡部丹波(岡部元信)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 04:44 UTC 版)
元今川家の家臣であったが、主家の滅亡後は武田家臣となる。今川時代に桶狭間の合戦後、自分の守る城と引き換えに信長から今川義元の首の返却を求めたエピソードが家康や元岡部隊の雑兵であったレイリの父に知れ渡っており、内外問わず文武両道の武将として評価は高い。長篠の戦いで武田家が敗戦し、その逃走中にレイリの一家が住む家に立ち寄るが、これは間接的にレイリ一家が惨殺されるきっかけとなってしまう。追手が気になり引き返したところで惨殺を知り、生き残っていたレイリを救出して養育することとなる。誰かのために死ぬことを目標として剣技に明け暮れるレイリの危うさを苦慮しており、自身が最前線の高天神城の主将として守備に向かうことになったのを契機に、レイリに決別の意を伝えて土屋惣三に託す。のちに救援を信じて高天神城で粘っていた所に忍び込んできたレイリが訪れ、救援が来ないという決定が秘匿され、捨て石とされていたこと伝えられる。城兵は玉砕論に傾いたがレイリの説得により包囲外の隘路から若手を中心とした選抜隊を逃がすこととなり、逃がす時間を稼ぐ囮部隊を引き受け徳川軍に突撃、死亡する。
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