屋外遊戯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:52 UTC 版)
郊遊は、「踏青」とも呼ばれ、現在のピクニックに似た、男女を問わず主に春の季節に行う屋外における運動である。長安の周りが盛んで、景勝地や郊外にでて、遊園を開いた。 闘百草は、主に少女たちによって、草や花を採り、珍しさものの種類の優越を競う遊びである。唐代に盛んとなった。 捕蝉戯は、夏に蝉をとる遊びである。唐代では、蝉を売る人が現れ、女性や子供は買い、戸口や窓に吊り、鳴き声を競った。 闘鶏は、古来より行われ、唐代で盛んであった。玄宗は酉年生まれであり、闘鶏を好み、皇族や貴族には財産をつぶすほど力をいれるものも存在し、庶民はおもちゃの鶏で我慢した。 闘蟋は、秋に宮中の女性たちがコオロギを飼い、枕元に置いて鳴き声を聞くもので、後に庶民に伝わった。長安で流行し「闘蟋」として賭け事にまで発展するに至った。 闘歌は、歌を歌い、その優劣を比べるものである。長安にある東市と西市の代表で優劣を比べることがあった。 登高は、周辺の山や丘の高所に登り、天を仰ぎ、地を眺めるものである。天に近づくことで天の精気を受け取り、心身の清新をはかることを目的としていたが、次第にただ感慨にふけるために行われるようになった。
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