少年サンデー時代
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「星雲児」で『週刊少年サンデー』に出入りするようになった出渕裕の紹介でサンデー編集部とのコネクションを持ち、1984年(昭和59年)の同誌25周年増刊号に「きまぐれサイキック」が掲載されサンデーでの活動が始まる。同年に、本誌で「♡LY BLOOD」の短期集中連載を行う。 さらに月刊で発行されていた『週刊少年サンデー増刊号』で「鉄腕バーディー」(オリジナル版)の連載を開始する。しかし、当時の担当が週刊でやることを推したため、増刊での「バーディー」の連載を中断し、1985年(昭和60年)より本誌で「究極超人あ〜る」の連載を開始。以降、同誌はゆうきの主戦場となり、2002年(平成14年)までの17年間に渡って作品を掲載することとなる。 1986年(昭和61年)には新たに脚本家の伊藤和典と当時伊藤の妻であったキャラクターデザイナーの高田明美を加えて『機動警察パトレイバー』の計画を練り直し、バンダイでOVA化を取り付ける。1988年(昭和63年)には『少年サンデー』での漫画版の連載とOVAの発売が始まり、翌1989年(平成元年)には映画化・テレビアニメ化も達成し、デビュー前の構想が元となった企画が実現された。「パトレイバー」連載開始の同年には前年連載が終了した「あ〜る」で第19回星雲賞マンガ部門を、翌年には連載中の「パトレイバー」で第36回小学館漫画賞少年部門を受賞する。 1994年(平成6年)には6年続いた「パトレイバー」を完結させ、担当から提示された題材を元に「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」の連載を『少年サンデー』で開始。同作も連載期間が6年に渡る長期連載となり、単行本では全26巻のタイトルとなっている。また「じゃじゃ馬」と並行して、1995年(平成7年)からは『月刊少年キャプテン』(徳間書店)で「土曜ワイド殺人事件」(とり・みきとの共作)、2000年(平成12年)からは『AICコミックLOVE』(AIC)で「マリアナ伝説」(田丸浩史との共作)の連載を開始している。両作は掲載誌を移りながらも連載が継続され、2004年(平成16年)と2005年(平成17年)にそれぞれ完結している。 2001年(平成13年) より連載を開始した「パンゲアの娘 KUNIE」が翌2002年(平成14年)に打ち切りとなり、「あ〜る」以来17年連載を続けてきたサンデーを離れる。
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