少年らの証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:32 UTC 版)
「マイケル・ジャクソン裁判」の記事における「少年らの証言」の解説
少年は番組放映後にマイケルは何もしていないと警察に証言していた。番組放映後の警察などの厳重な監視下にあったはずの期間に虐待されたと少年は法廷で主張していた。しかし、その後も少年は教師に対してマイケルには何もされていないと答えていた事が発覚。ギャヴィンはこれに対し嘲られると思ったためと回答した。 少年の弟も自らの証言の偽証を認めざるを得なかった。弟は兄がマイケルに性的行為をされたところを見たと述べたが、当然鳴るはずの警報装置は鳴らなかったのかと言われ、弟は鳴ったと言った。このとき弟は「ではなぜマイケルは気づかなかったのか」と問われ答えに窮した。 ギャヴィンの話が「少量のアルコールを飲まされた事がある」から「毎日飲みつぶれるまでアルコールを飲まされた」に飛躍したため、ジャクソン被告の弁護人メゼロウは激しく非難。また、マイケルが少年と家族をネバーランドに長期滞在させ、少年の癌治療の為に、治療費及び生活費の無償提供、少年に必要な輸血血液確保の為のキャンペーンを行った事などには一切触れず「マイケルは何もしてくれなかった。他の有名人はもっと色んな物を買ってくれた。」などとも証言した。少年の証言は変わり続けその回数は裁判後でも10度以上に上った。少年は検事スネドンの質問にさえまともに答えようとしない事もあった。 ギャヴィンと弟は裸のジャクソン被告を見たと両方が証言したが、その内容は異なっていた。弟は裸のジャクソン被告がペニスを勃起させていたと証言していたが、ギャヴィンはそれに対しては単にバスルームから上下に上り下りしていたと証言した。ギャヴィンはトーマス・メゼロウが「マイケル・ジャクソンの裸を見ましたか?」と聞かれた際には「思い出せません」と答えた時もある。彼は両親に虐待されたという訴えもしていた。 ギャヴィンはジャクソン被告の身体的特徴を証言した。だが、その証言は1993年と同じであった。なお、ジャクソン被告は十年も経っているため身体的特徴は同じではない。 兄弟は非行での退学歴を有しており、少年はヤフーのポルノサイトにも出入りしていた。ジャクソン被告の甥や姪が証言した事には、彼らはワインを盗み、ジャクソン被告の不在時にポルノムービーを見て、自慰をしていたという。
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