小さき者へ
作者有島武郎
収載図書少年少女日本文学館 5 小僧の神様・一房の葡萄
出版社講談社
刊行年月1986.10
収載図書ちくま文学の森 3 幼かりし日々
出版社筑摩書房
刊行年月1988.10
収載図書短編の愉楽 3 近代小説のなかの家族
出版社有精堂出版
刊行年月1991.8
収載図書小説 1
出版社文英堂
刊行年月1995.3
シリーズ名近代名作館
収載図書小僧の神様・一房の葡萄ほか
出版社講談社
刊行年月1995.8
シリーズ名ポケット日本文学館
収載図書高校生におくる近代名作館 3 小説1を読んでみませんか 新装版
出版社文英堂
刊行年月1998.9
収載図書有島武郎全集 第3巻 創作
出版社筑摩書房
刊行年月2001.8
収載図書生まれ出ずる悩み―ほか
出版社教育出版
刊行年月2004.1
シリーズ名読んでおきたい日本の名作
収載図書小さき者へ・生れ出ずる悩み 改版
出版社岩波書店
刊行年月2004.8
シリーズ名岩波文庫
収載図書脳を鍛える大人の名作読本 4 小さき者へ・最後の一句
出版社くもん出版
刊行年月2004.9
収載図書いのちの文箱―名作にみる看・護・療
出版社菁柿堂
刊行年月2005.4
シリーズ名Seishido brochure
収載図書生きるための文学
出版社プチグラパブリッシング
刊行年月2007.3
シリーズ名Petite bibliothèque classique
収載図書みじかい眠りにつく前に―金原瑞人YAセレクション 1 真夜中に読みたい10の話
出版社ジャイブ
刊行年月2008.11
シリーズ名ピュアフル文庫
小さき者へ
小さき者へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 08:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動「小さき者へ」(ちいさきものへ)は、有島武郎が著作した日本の短編小説作品。
概要
1917年(大正6年)、妻安子を結核で亡くした有島が、母を失った3人の幼い子供を勇気づけるために、そして子供の将来を期待して書いたといわれる。自らの子供たちに向けて書き残した手記ともされる。
1918年(大正7年)1月の『新潮』に初出。同年3月『白樺の森』(新潮社)、有島武郎著作集第七号『小さき者へ』(叢文閣刊)に収録。
有島の代表的な作品のひとつとして、現在でも高い人気を誇る。なお、3人の子の中には俳優の森雅之がいる。
主要な登場人物
- 私……子どもたちのために「書き物」を「お前たち」に向けて書く。作者である有島武郎本人がモデル。
- 母……昨年の8月2日に死んだ「私」の妻。「お前たち」に愛の限りを尽した。有島の妻安子がモデル。
- お前たち……「私」と「母上」の3人の子ども。モデルは有島夫妻の実子、行光、敏行、行三。
- U氏……結核になり、貧しいながら薬を買うも、医者の不注意によって熱を引き起こし、老母と幼児を残して亡くなる。モデルは有島と親しかった上田寅次郎。
参考文献
- 有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』新潮社 (2003年)
関連項目
外部リンク
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