対潜駆逐艦 (DDK)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 13:41 UTC 版)
「ギアリング級駆逐艦」の記事における「対潜駆逐艦 (DDK)」の解説
「カーペンター」(DD-825)と「ロバート・A・オーウェンズ」(DD-827)は、戦争終結に伴い一旦は建造中止となったが、設計を大幅に改めて対潜駆逐艦(DDK)として就役した。このため両艦を、カーペンター級として別クラスに区別する場合もみられる。なお、艦種記号は前述の対潜兵装装備艦と同時期にDDKからDDEに変更している。 兵装は就役時、50口径3インチ連装砲Mk.33及びMk.108対潜迫撃砲各2基を船体の前後に配し、ヘッジホッグ対潜迫撃砲及び533ミリ対潜魚雷発射管4門を装備した。艦橋が他の同型艦と比べ1段高くなっている。3インチ連装砲は1950年代に70口径3インチ連装速射砲Mk.26(英語版)への換装を実施している。 1960年代に入ると、同級にもFRAM改装が施されており、艦番号もこの時点でDDEからDDに変更されている。1980年代初頭にそれぞれ退役、両艦共にトルコ海軍へ引き渡されている。 「DDE-825 カーペンター (1953年撮影)」主砲は50口径3インチ連装砲Mk.33を開放式砲架に搭載し、前部Mk.108対潜迫撃砲の前部にMk.15 ヘッジホッグを搭載している。 「DDE-825 カーペンター (1955年撮影)」50口径3インチ連装砲Mk.33が密閉式砲塔に変更されている。 「DDE-827 ロバート・A・オーウェンズ (1957年撮影)」艦の前後の主砲が、70口径3インチ連装速射砲Mk.26に換装されたほか、Mk.15ヘッジホッグが撤去された。 「DD-827 ロバート・A・オーウェンズ (1967年撮影)」FRAM-IB改修により、主砲は他のギアリング級駆逐艦と同型のMk.38 38口径5インチ連装砲を、艦前部に1基のみ搭載。それ以外は他のFRAM-IB改修艦とほとんど見分けがつかない。
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