対流による加熱調理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/21 03:39 UTC 版)
「焼き物 (料理)」の記事における「対流による加熱調理」の解説
蒸し焼き(むしやき) 食品を密閉容器に入れ、加熱する調理法。焼きながら蒸す、焼いた後に蒸すなど、いずれにせよ、蒸すことで食品の芯まで熱を通す。日本においては、焼き餃子に用いられる。熱した灰(消し炭など)に食材を埋める方法、地面に穴を掘ったり、鉄釜を用意したりして、強熱した石を入れた後、食材を入れて密封する方法、熱した鉄板の上に食材を置いて蓋をする方法などがある。ポリネシアなどのウムなど。中国杭州料理の「叫化鶏」(zh)(ジャオホワジー)は、鶏を丸ごとハスの葉で包み、泥で覆って、穴の中で蒸し焼きにしたのが始まりといわれている。他に塩で包んで蒸し焼きにする客家料理の「塩焗鶏」や塩窯焼き(しおがまやき)などがある。 オーブン焼き、天火焼き(てんぴやき)、窯焼き(かまやき)、ロースト オーブン(天火)、窯、ロースターなどの密閉可能な調理器具を使用してその器具内を様々な熱源で加熱する。熱源の輻射熱を直接利用する輻射式の窯やオーブンなどもあるが、調理器具中の加熱空気や加熱された調理器具そのものを熱媒として食材を加熱する。直火焼きと比べ、表面をあまり焦がさずに中まで火が通す料理に向いている。主な料理はピザ、ラザニア、グラタン、クッキー、パン、焼きプリン、ローストチキン、ローストビーフなど。
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