対刀犯罪課第二班
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:00 UTC 版)
陽山 忍(ひやま しのぶ) 対刀犯罪課第二班班長。「アルチザン計画」の後期被験体。刀に魂を移せる時間が三日間と常人と比べて異常に長い(同じアルチザンである八千代は一日半が限界)。その特性から、緊急の事態を想定して、対刀犯罪課の会議などに臨む際は刀へ搭乗して出席することが義務付けられている。そのため素顔は対刀犯罪課偶数班の中では八千代以外知らない。 本人は右目下にホクロがあり、上はジャージでスカートを穿いている小柄な女の子である。職務外ではあどけない少女の雰囲気を漂わせるが、任務中や任務に付随する事柄になると人柄が変わる。事あるごとに「バァちゃんが……」という台詞を言い、自分を引き取って育ててくれた刀匠・陽山公子を心配する素振りを見せる。また、公子の言いつけをキチンと守ったり、甘いモノ(本人は「甘味」と呼ぶ)を好むなど、外見通りの一面を持つ。計画当時は「薺(ナズナ)」と呼ばれていた。すぐに泣く臆病な性格から、周囲からただ罵倒され「泣き虫ナズナ」と呼ばれ、アルチザンとの戦いではその経験から出撃を躊躇っていた。しかし「刀犯罪を全てなくして、いつか刀自体いらない普通の生活を送るため」に対刀犯罪課に入ったという決意を取り戻し、因縁のあるスズナとの戦いに赴き、勝利する。 愛刀は眼鏡をかけたクールな青年の外見を持つ、アシストタイプの銘刀「小烏丸(こがらすまる)」。眼鏡は刀特有の目を隠すためのものであり、戦闘時には仮面を付ける。背中の肩甲骨付近に振動を発生させる装置を一対搭載しており、生み出した振動を手から衝撃波として放つ。その威力は刀の右腕と右足を一撃で破断させるほど。さらに腕を変形させ、指先に空気を集中させて放つ斬撃を最終兵装とする。
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