審判員の妨害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:55 UTC 版)
2008年8月3日、日大鶴ヶ丘高校対鹿児島実業高校(第90回全国高等学校野球選手権記念大会1回戦) 3回表(日大鶴ヶ丘高校の攻撃)、無死一塁で打者が三振した際に一塁走者が盗塁を試みた(実際はヒットエンドランを試みて、打者が空振りしたもの)。捕手が二塁に送球した際、右ひじが球審のマスクに接触し、送球がやや逸れた。二塁塁審はセーフの判定をしていたが、規則5.09(b) により球審が捕手の送球動作を妨害したとしてボールデッドとなり、走者が戻されて一死一塁としてプレイが再開された。 2015年6月2日、DeNA対ソフトバンク(横浜スタジアム) 7回表(ソフトバンクの攻撃)、二死満塁で柳田悠岐の打球は二遊間を抜け、外野手の前に転がった。その間に三塁走者と二塁走者が相次いで本塁に達したが、実際には打球は二塁塁審の渡田均に触れていた。渡田に触れた時点でボールデッドとなり、柳田には一塁が与えられるため、三塁走者の得点のみが認められた。 2020年10月27日、オリックス対日本ハム(京セラドーム大阪) 5回裏(オリックスの攻撃)、二死一・二塁で二塁走者の安達了一が三盗を狙い、日本ハムの清水優心捕手がこれを阻止しようとして三塁への送球動作に入るが、その右腕が山村裕也球審のマスク付近に触れたためにボールを落としてしまった。山村はただちにプレーを止めて安達を二塁に戻し、「捕手が私に接触して送球できなかったので、走者を戻します」と場内アナウンスで説明した。
※この「審判員の妨害」の解説は、「守備妨害」の解説の一部です。
「審判員の妨害」を含む「守備妨害」の記事については、「守備妨害」の概要を参照ください。
審判員の妨害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 10:18 UTC 版)
球審が捕手の送球を妨害した場合。……各走者は、投球当時の占有塁に戻る。(規則5.06(c)(2))妨害があっても捕手が送球でき、その送球で走者がアウトになった場合は、妨害がなかったものとする。送球の結果ランダウンプレイ(挟殺プレイ)になった場合は、球審は直ちにタイムを宣告する。 審判員が、まだ野手に触れていないフェアボールにフェア地域で触れた場合、あるいは投手を除く内野手の股間や横を通過していないフェアボールに触れた場合。……打者は走者となって一塁が与えられる。その結果、塁を明け渡さなければならなくなった走者は進塁する。(規則5.06(c)(6))審判員に打球が触れた際にプレイが成り行きのまま継続する喩えとして、しばしば「審判員は石ころと同じ」と表現される。しかしながら、単純にそのような表現をすると誤解を招きやすい。以下のように「石ころと同じ」と見做してよい場合もあるが、上記のように打者に一塁が与えられる場合もあるからである。まだ野手に触れていない打球にファウル地域で触れた場合。(ファウルボール) 一度でも野手が触れたか、投手を除く内野手の股間や横を通過して守備の機会があったフェアボールに触れた場合。(ボールインプレイ)
※この「審判員の妨害」の解説は、「守備妨害」の解説の一部です。
「審判員の妨害」を含む「守備妨害」の記事については、「守備妨害」の概要を参照ください。
- 審判員の妨害のページへのリンク