宮脇俊三『最長片道切符の旅』とは? わかりやすく解説

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宮脇俊三『最長片道切符の旅』(1978年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:14 UTC 版)

最長片道切符」の記事における「宮脇俊三『最長片道切符の旅』(1978年)」の解説

紀行作家宮脇俊三は、1978年10月から12月にかけ、広尾線広尾駅から指宿枕崎線枕崎駅に至る運賃計算キロ13,267.2キロ旅行行ない、その過程を『最長片道切符の旅』(新潮社1979年)に記した。この著作は、鉄道ファン以外の一般の人々にもこの切符存在知らしめるきっかけとなったこの際宮脇は、当時種村直樹著した鉄道旅行ガイドブック鉄道旅行術』(日本交通公社出版事業局 1977年初版)に掲載されていた、光畑茂の計算によるルートを基に旅行することにした。ところが『鉄道旅行術』の刊行後武蔵野線新松戸駅西船橋駅間が開通していたことから、宮脇ルートへの影響有無相談種村直樹訪ね、そこで種村から、光畑茂による新たなルート計算結果見せられたという。 著作内には、発券時のペン書きによる膨大な経由地表記加え旅程での途中下車多数押印判読難しいまでの状態となった最長片道切符実物写真掲載されている。切符実物宮脇死後至って保存されている。これに限らず最長片道切符常識からはるかに逸脱した量の経由地経由路線情報券面記載する必要があるため、乗車券窓口におけるコンピューター発券常識化した1990年代以降でも、券面記載事項の相当部分を手書きして、または経路一覧を別添した形で発券なければならない。 『最長片道切符の旅』では、宮脇乗車券作成依頼のため当時渋谷駅旅行センター当時日本交通公社委託窓口訪れた際、係員最初愛想よく出迎えたが、見せられ申し込み内容愕然として猶予求めたという。続いて窓口裏で係員たちの長時間にわたる口論(?)の末に、係員一人大い不貞腐れながらも「最長片道切符発券作業引き受けるまでの(漏れ聞こえてくる会話の)様子が、いささかサスペンスフル描写されている。

※この「宮脇俊三『最長片道切符の旅』(1978年)」の解説は、「最長片道切符」の解説の一部です。
「宮脇俊三『最長片道切符の旅』(1978年)」を含む「最長片道切符」の記事については、「最長片道切符」の概要を参照ください。

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