客室デザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 07:13 UTC 版)
「熊本市交通局0800形電車」の記事における「客室デザイン」の解説
内装は「森と水の都くまもと」を表現する狙いで可能な限り木材を使用する。その上、2両編成であることからそれぞれの車両で異なった車内空間とするために、明るい車内空間を形成する「メープル材」(B車)と、落ち着いた雰囲気を形成する「ウォールナット材」(A車)を車両によって使い分けている。木材の使用箇所は床板、座席、吊り輪など。座席にはウレタンを入れた皮製の座布団が取り付けられている。 各車中央部のクロスシート部分には、「短い乗車時間でもちょっとした旅行気分を味わえるように」との理由で着脱可能なテーブルが備わる。このテーブルの上にはステンレス板を支えとしてキャンディトレイが載っている。座席配置の見直しにより座席定員は38人となり、全体の定員は1次車の82人から86人に増加した。 天井はアルミニウム合金板にメラミン樹脂のエナメル塗装を施したもの。各車両に14個ずつ、合計28個のダウンライトを設置し、側壁にも6個ずつ計12個のLED灯を備えていることから、夜間は車内があかるく、外からは車内の様子が明るく浮かびあがって見えるようになっている。 各車車内の前後には停留場や運賃を案内する液晶ディスプレイが設置されている。レシップ製で、外国人観光客に対応するため日本語のほか英語・韓国語・中国語の4か国語に対応する。 車内 クロスシート 跳ね上げ式シート 0803Aは床にウォールナットを使用 0803Bは床にメープルを使用
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