宝永享保期の推定金銀流通高とは? わかりやすく解説

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宝永・享保期の推定金銀流通高

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:40 UTC 版)

正徳の治」の記事における「宝永・享保期の推定金銀流通高」の解説

ここで、上記元禄金銀宝永金銀合計流通量であるが、元禄金銀から宝永金銀、あるいは宝永銀の各種宝字銀永字銀三ツ宝銀→四ツ宝銀)の貨幣改鋳に関してそれぞれ金銀回収して金銀発行しているため、市場において元禄金銀宝永金銀鋳造すべての合計同時に流通していたわけではない実際に幕府損失を伴う良貨への改鋳はなかなか進捗せず、正徳年間正徳金銀鋳造量わずかで、元禄宝永金銀各種との混在流通が続く状態であった明治新政府による鋳造高から輸出高及び改鋳高を差し引いた流通高の調査によれば、金について正徳金の鋳造開始直前正徳4年1714年)、および正徳享保金鋳造終了時元文元年1736年)は以下の通りであった。 『新旧金銀貨幣鋳造高并流通年度取調書』による金の推定流通貨幣鋳造高正4年元文元年元禄金 13,936,220両1分 198,540両1分2 198,540両1分2 宝永11,515,50011,515,500280,866両3分 正徳213,50016,795両1分 享保金 8,280,000両 8,145,894両 合計 11,714,040両1分2 8,642,096両1分2朱 同調査で銀については、正徳4年1714年)、および元文元年1736年)は宝永各種全て改鋳され0貫になっているなど仮定が粗い推定である。 『新旧金銀貨幣鋳造高并流通年度取調書』による銀の推定流通貨幣鋳造高正4年元文元年元禄銀 405,8500 0 宝字銀 278,1300 0 永字銀 5,836貫 5,836貫 0 三ツ宝銀 370,487370,487貫 0 四ツ宝銀 401,240401,240貫 0 正徳331,420331,025貫 合計 また、銀について鋳造高から改鋳高を差し引いた世上在高としては、住友家史料による荻原重秀罷免され宝永銀が吹止めとなった正徳2年1712年)の時点、『月堂見聞集』による吉宗による元禄宝永金銀通用停止前の享保6年7月1721年8月頃時点は以下のようであった。ただし、これは輸出高は考慮されていない鋳造高から改鋳高を引いた銀の推定流通貨幣鋳造高正2年享保6年7月元禄銀 405,850186,417148,417貫038匁 宝字銀 278,13052,50512,734貫 永字銀 5,836貫 1,957貫 724貫 三ツ宝銀 353,870貫 169,947貫 3,114400四ツ宝銀 401,240394,70013,913貫900正徳331,420223,080571合計 805,526貫 401,983貫909

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