安全面及び年齢の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:30 UTC 版)
「日本ボクシングコミッション」の記事における「安全面及び年齢の問題」の解説
ボクシングは頭部への打撃を浴び続けることで脳への障害も懸念されており、安全面への対策も課題に挙がっている。一方、日本国内では原則37歳の誕生日でライセンス失効としているものの、賛否両論があり一部改正が行われている。 1980年代半ばに、プロテスト受験者への頭部CT受診を追加し、2007年春よりプロテスト受験年齢の上限が30歳未満から33歳未満に引き上げられ、30歳以上の受験者にはCTに代わりMRI受診が義務付けられている。 しかし、2008年に入り張飛らがリング禍に遭い死亡し、加えて辰吉丈一郎が37歳定年制に伴い引退勧告を受けたにもかかわらず、タイに渡り試合を強行したことで議論が増している。 同年11月、「全国コミッションドクター会議」を初めて開催。レフェリーストップの基準を始め、脳の障害度を測る新システム導入も検討される。一方、ボクサーライセンスの年齢制限、引退勧告についても議論されるが、「37歳は早すぎる」「年齢とは関係ない」などの声も多く、37歳定年制の見直しも検討に入る模様。 なお西澤ヨシノリは定年を超えても現役続行を志願し、40歳を超えて海外での試合と日本では未公認のマイナー団体の世界王座を獲得、2013年8月5日に47歳で引退するまで現役を続けた。
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