学習指導要領違反の発覚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 09:46 UTC 版)
「ウィッツ青山学園高等学校」の記事における「学習指導要領違反の発覚」の解説
不正受給容疑に関する伊賀市の調査の過程で、2016年3月に通信制の生徒らを連れてユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) へ出かけ、土産品購入時の釣銭計算を「数学」、USJの散策を「総合学習」、移動中のバス内で映画鑑賞を「国語」や「英語」、移動中に立ち寄った飲食店での昼食を「家庭科」、神戸で夜景を観賞して「芸術」、駅からキャンパスまで徒歩で通学したり伊賀流忍者博物館で手裏剣投げ体験をしたことを「体育」と「社会科」、としてそれぞれ授業を履修したとして単位の修得を認定するなど、学習指導要領に反する授業が判明した。これにより、約20人いた2016年度新入学予定者について伊賀市は新入生募集の一時停止を要請し、文部科学省も伊賀市に改善指導を通知した。高校は「不足していた面接授業の時間を埋め、学習意欲の低い生徒に関心を持たせるため」と釈明したが、義家弘介文部科学副大臣は「呆れてものが言えない。極めて背信的な授業であり在校生の救済措置が必要だ」と批判した。文科省は、2015年度卒業予定者に対して速やかに未履修分の補習の開講、指導要領通りの面接指導などを受けなかった生徒へ学習のやり直しを高校に通知し、伊賀市が実際に状況を確認するよう要請した。2015年度通信制課程で卒業予定403名のほとんどが不適切な授業の履修や面接授業時間の不足により単位が無効となり、再履修が必要になった。
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