天池級補給艦とは? わかりやすく解説

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天池級補給艦

(天池級軍需支援艦 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 04:56 UTC 版)

天池級補給艦
AOE-59 華川
基本情報
種別 補給艦
運用者  大韓民国海軍
建造期間 1988年 - 1998年
就役期間 1992年 - 就役中
建造数 3隻
次級 昭陽
要目
満載排水量 9,200 t
全長 136 m
最大幅 18.2 m
吃水 6.0 m
飛行甲板 ヘリコプター甲板のみ
主機 SEMT ピルスティク16PA6V280ディーゼルエンジン×2基
推進器 スクリュープロペラ×2軸
出力 7,800 bhp
速力 最大20 kt
航続距離 4,500海里(15kt巡航時)
乗員 130名
兵装
レーダー 航法用×2基
電子戦
対抗手段
チャフ発射機×2基
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天池級補給艦(チョンジきゅうほきゅうかん、英語: Cheonji-class replenishment oiler)は大韓民国海軍補給艦の艦級。造船所であるHD現代重工業側の呼称はHDA-8000型。

設計

設計面では、1980年代後半に現代重工業がニュージーランド海軍向けに建造した「エンデバー」の発展型とされている[1]。またイタリア海軍ストロンボリ級補給艦の影響も指摘されている。

洋上移送
艦中部に片持ち式のモノポール型ポストを両舷2基ずつ備えており、1番及び2番ステーションは液体貨物用、3番及び4番ステーションはドライカーゴ用して設定されている。また艦尾からも補給を行うことができる[1]
艦尾にはヘリコプター甲板を備えており、ヘリコプターによる物資移送(VERTREP)にも対応できる[1]
物資格納
標準的な搭載内容は下記の通りである[1]
  • 貨油4,200トン
  • ドライカーゴ450トン
艦内での物資移送用として、フォークリフト4基、パレット・トラック4基を備え、また甲板間での移送はエレベーター3台によって行われる。 また、港での揚降用として、甲板上にはデッキ・クレーンを2基備えている
兵装
1番艦ではエリコンKCB 30mm機銃を連装に配した米エマーソン社製の有人砲塔を艦の前後に配していた。また建造年度が開いたこともあり、2、3番艦では、方位盤射撃に対応したファスト・フォーティー 40mm連装機銃に変更された。
このほか、補給ポスト両舷に20mmガトリング機関砲を各1基装備している[1]

同型艦

# 艦名 起工 進水 就役
AOE-57 天池 (チョンジ)
ROKS Cheonji
1988年
12月29日
1990年
7月26日
1992年
1月4日
AOE-58 大清 (テチョン)
ROKS Daecheong
1997年
1月
1998年
3月31日
AOE-59 華川 (ファチョン)
ROKS Hwacheon
1997年
7月
1998年
8月31日

また2001年には、準同型艦1隻がベネズエラむけに建造され、「シウダー・ボリバル」(Ciudad Bolivar)として就役した。

参考文献

関連項目

同時期の諸外国海軍の補給艦

外部リンク




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