大川第二中学の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 09:16 UTC 版)
「嫌われ松子の一生」の記事における「大川第二中学の人物」の解説
田所 文夫(たどころ・ふみお) 大川第二中学校校長。校長在任時50歳。松子を不幸と転落の人生へと導いた最大の元凶。のちに県議会議員になり、龍洋一が服役していた刑務所の視察にもくる。松子と佐伯俊二との関係を疎ましく思っており、修学旅行の下見で松子に淫らな行為(レイプ未遂事件)をする。この件で確執が生じ、後に起きる現金盗難事件で松子に辞職願いを出すように言いつける。1987年9月、自宅前で龍洋一に射殺される。 一方では、孫娘を親代わりに面倒を見ていたという一面も持っていた。 杉下(すぎした) 大川第二中学校教頭。現金盗難事件で罪を被った松子に対して、事件そのものがなかったように工作しようとしたが、旅館側からの電話で工作が裏目にでてしまう。挙句、自分の立場を考えて、校長の前では手のひらを返して松子がやったように証言し、松子のその後の運命を決定づける引き金を引いた。 佐伯 俊二(さえき・しゅんじ) 大川第二中学校で3年1組の担任を勤めていた。独身。松子が教師をしていた当時26歳。笑い声は隣のクラスに聞こえるほど大きい。松子とデートの約束をするなど仲がよかったが、現金盗難事件を機に関係は急速に冷えていき、最後は完全に無視を決め込んでいた。原作では小柄な体つきとされているが、映画・ドラマともに長身の俳優がキャストされた。 金木 淳子(かなき・じゅんこ) 佐伯俊二が担任をしていた3年1組の生徒。松子とはよく話をする関係だった。当時、龍洋一のことを思っていた。 藤堂 操(とうどう・みさお) 保健室の職員(養護教諭)。40代。生涯独身を決意している。現金盗難事件の際に、その場を取り繕おうとした松子に財布から金を取られてしまう。松子が龍洋一から取り上げた成人雑誌を食い入るように見つめていた。
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