大川美術館とは? わかりやすく解説

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大川美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 23:07 UTC 版)

大川美術館
施設情報
専門分野 近代洋画
管理運営 公益財団法人大川美術館
開館 1989年4月[1][2]
所在地 376-0043
群馬県桐生市小曾根町3-69[1]
位置 北緯36度25分0.6秒 東経139度20分2.4秒 / 北緯36.416833度 東経139.334000度 / 36.416833; 139.334000座標: 北緯36度25分0.6秒 東経139度20分2.4秒 / 北緯36.416833度 東経139.334000度 / 36.416833; 139.334000
プロジェクト:GLAM
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大川美術館

大川美術館(おおかわびじゅつかん)は、群馬県桐生市水道山の中腹(小曾根町)にある群馬県の登録博物館大川栄二の収集品を収蔵展示、運営は公益財団法人大川美術館。

概要

同市出身の実業家である大川栄二が40年間かけて集めたコレクションが展示されている。1989年に開館した[2]

建物は、元第一勧業銀行社員寮を松本莞(松本竣介子息)の設計により増築・改装したもので、山の中腹に斜面に沿って建つスキップフロア方式。図書室、庭園、喫茶室、ミュージアムショップを併設している。

コレクション

日本の近代洋画を中心に6,500点を超えるコレクションを有している。松本竣介(1912~1948年)と野田英夫(1908~1939年)のコレクションに関しては日本最大で、松本竣介を中心とした「人脈」に注目し、師弟・同グループ・友人・影響関係などのつながりのある作家の作品を収集するユニークなコレクションを形成している。代表的な収蔵作品に、松本竣介『街』(1938年)、『運河風景』(1943年)などがある。また、野田英夫『都会』(1937年)は元は大川美術館の所蔵品で、現在は東京国立近代美術館にある。

その他に、ピカソミロルオーベン・シャーンらの西洋美術、藤島武二のエスキース、曾宮一念難波田龍起・史男・紀夫、清水登之らのまとまったコレクションを所蔵、展示しており、地方都市の私立美術館としては比類ない充実度を誇る美術館である。

歴代館長

  • 1988年 - 2008年:大川栄二(大川美術館創設者・実業家)
  • 2009年 - 2017年:寺田勝彦(学校法人学習院名誉教授)[3]
  • 2017年 - 現任:田中淳(元・東京文化財研究所副所長、同所名誉研究員・文化財情報資料部客員研究員[4]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c d 大川美術館 文化庁「文化遺産オンライン」(2024年3月11日閲覧)
  2. ^ a b [旅]美術館創設 大川栄二の故郷・桐生/目で足で収集 情熱今も『読売新聞』夕刊2024年2月29日2面(読売新聞東京本社発行)
  3. ^ http://gakushuin-ouyukai-branch.jp/gunma/
  4. ^ 田中淳副所長の退職記念講演会 東京文化財研究所(2016年3月)2024年3月11日閲覧
  5. ^ a b 大川美術館 美術手帖ホームページ(2024年3月11日閲覧)

外部リンク


大川美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:13 UTC 版)

大川栄二」の記事における「大川美術館」の解説

大川栄二40年をかけて収集した作品約6500点を収蔵既存美術史とらわれず松本竣介野田英夫作品中心に二人交友のあった画家もしくは影響受けた、あるいは影響与えた考えられる画家たち作品収集・展示大川独自の企画による企画展多数開催した

※この「大川美術館」の解説は、「大川栄二」の解説の一部です。
「大川美術館」を含む「大川栄二」の記事については、「大川栄二」の概要を参照ください。

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