大内氏勘合貿易印等関係資料とは? わかりやすく解説

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大内氏勘合貿易印等関係資料

主名称: 大内氏勘合貿易印等関係資料
指定番号 12
枝番 0
指定年月日 1979.06.06(昭和54.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 歴史資料
ト書
員数 5顆
時代区分 室町
年代
検索年代
解説文: いずれも南北朝から室町時代にかけて山陽・山陰西部一帯支配した守護大名であった大内氏朝鮮中国貿易所用したと伝え遺品で、銅印一顆、鉛印二顆、木印二顆を存するなかでも銅印は、鈕附の長方印で通信符の右印に当り大内教弘朝鮮との間に行われた所謂勘合貿易公印として景泰四年(享徳二年、一四五三)に朝鮮鋳造されたもので、勘合印現存唯一の遺品として注目される。鉛印は二顆ともに方印で、印文書体、鋳上げの状態等よりみて、大陸での製作に係るものと考えられその時期は明らかではないが、大内持世時代所用印と推察される。木印日本國王之印」は、側面に後筆で「日本國王臣源」の墨書があり、所伝によれば足利義満明王から下附された印とされ、大内氏時代再興印で練達した彫法よりみて大陸の刻工の手係るものと認められる。また多々良長の木印は、その彫法よりみてわが国における製作と考えられ、他の四顆とともに対外所用であったことが推測される
 これら大内氏所用貿易印は、対外貿易史実証左する歴史的遺品であり、文化史上に価値は高い。



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