大元帥になった男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:02 UTC 版)
「戦場ロマン・シリーズ」の記事における「大元帥になった男」の解説
ある日、アメリカ軍従軍料理人と料理助手は呼び出され、立派な軍服を着せられて輸送機に乗せられる。その輸送機は撃墜され、2人はドイツ軍の捕虜になってしまう。実は料理人、アメリカ軍のある元帥に瓜二つだったのだ。料理人と助手は古城を利用したドイツ軍の補給所に捕虜として軟禁され、尋問を受けるが、何も知らない料理人のこと。兵隊たち個人個人が食べるパンの数は知っていても、戦略などについてはまったく知らない。ドイツ軍は「さすがは元帥、口が堅い」と勘違いしたまま。レジスタンス女性の手引により監禁されている部屋から逃げ出し、古城の中を巡るうちに、古城に秘匿されていた貴腐ワインの伝導パイプを見つける。料理人は、連合軍との戦闘準備で燃料補給を行う戦車隊の燃料パイプに貴腐ワインを流し込んだ。糖度の高いワインを燃料に混ぜることでエンジンを焼き付かせるのだ。目論見通り、戦車隊はしばらくして動けなくなり壊滅。その砲火はさながら夜空に咲く花火のようで、花火にワインに古城という、少々場違いな風流景色となった。
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