大井川鐵道時代
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「西武E31形電気機関車」の記事における「大井川鐵道時代」の解説
本形式は当初貨物輸送を行う私鉄への譲渡予定が発表されていたが、実際は異なり貨物営業のない大井川鐵道へ2010年9月に3両 (E32 - E34)が譲渡された。 大井川鐵道向けには、同月10日から13日にかけて横瀬車両基地から新金谷車両区までトレーラーによる陸送で輸送されている。大井川鐵道での用途は大井川本線での「かわね路号」の補助機関車(補機)である。 しかし本機は同社に在籍する既存機より出力が低く、法令手続きや整備などの関係から運用開始時期が未定とされ、長い間無車籍の入換用車両として使われるに留まっていた。 譲渡から6年以上が経過した2017年(平成29年)4月30日のニコニコ超会議にて、同年度内の整備実施と営業運転投入が発表され、同年7月21日にE34が整備を終えて本線試運転を開始した。同10月15日のイベント列車よりE34が営業運転を開始した。 E33は2017年11月8日に、E32は2018年(平成30年)3月23日に本線試運転を開始し、2019年(令和元年)6月現在、3両全機が運用に就いている。ただし運用は既存機と共通ではなく、SL急行の補機で6両編成(勾配の緩い新金谷 - 家山間は7両編成の実績あり)、単機では3両、重連では6両編成までを牽引可能としている。イベント時やSLの故障時には客車列車の牽引にも充当される。 千頭駅構内に留置中のE31形E33(2014年5月) 新金谷駅構内で14系客車と展示されるE31形E34(2016年10月)
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