多段抽出法
層別(化)無作為抽出法 1では、調査対象の特性に関して母集団全体よりもある意味で同質的(134-4)ないくつかの層 2に母集団が分割され、各層から単純無作為標本(161-4)が抽出される。異なる層において異なる抽出率(161-5)を用いることができる。多段抽出法 3は標本の選択がいくつかの段階で行われるような方法である。第一次単位 4の標本がまず選択され、次にこれらの単位のそれぞれが母集団(101-3)とみなされて、そこから第二次単位 6の第二次標本 5が選択され、さらにこの過程が繰り返されることがある。良い標本抽出枠がない場合には地図上で区切られた地域の標本が選択されるが、この手続きは地域抽出法 7と呼ばれる。
多段抽出法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 07:38 UTC 版)
母集団をいくつかのグループに分け、そこからランダムにグループを抽出する。抽出されたグループの中からさらにランダムにグループを抽出…と言う作業を何度か繰り返し、何段階かに分けてサンプルを抽出する方法。 例えば、全国の高校生から500人をサンプリングする場合、全国の都道府県の中から10の都道府県を無作為抽出する。抽出された都道府県ごとに10の高校を無作為抽出する。抽出された高校ごとに5人を無作為抽出する、と言う形である。つまり、単純無作為方式を階層化して実行する。全国の全ての高校生において選ばれる可能性が同じであるため、無作為抽出である。クラスター抽出法と同じく、単純無作為抽出法などよりも代表性が低くなってしまうという欠点がある。
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