声母とは? わかりやすく解説

せい‐ぼ【声母】

読み方:せいぼ

中国音韻学で、1音節における最初の子音をいう。例えば、「官」の中国語音[ɡuan]の[ɡ]など。→韻母(いんぼ)


声母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 08:48 UTC 版)

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声母(せいぼ)は、中国語漢字音の構成要素の一つ。音節の最初の部分。音声学上の頭子音であるが、音韻学では韻母のみで存在する漢字音は無いものと考え、ゼロ声母を設定する。

概説

現代の普通話にはゼロ声母を含めて22個の声母が設定されている。このうち3個は異音と見なすことができる。詳しくは同記事の声母の項を参照のこと。

古代の中国語の古詩等では声母を一致させて複数の音節をつなげる「畳声」という表現技法も用いられたが、近体詩では韻母が重視される。

中古音において声母は五音三十六字母によって表された。現在では51の声母があったと言われている。

現代中国語(北京語)の漢字「」の発音は、ピンインguāng と表記され、声母を含む音節の構成は次のとおりである。

音節
声母 韻母 声調
韻頭 韻腹 韻尾
介音 主母音 尾音
g u a ng 1(陰平声)

関連項目

外部リンク


声母(音節頭子音)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 15:23 UTC 版)

国語ローマ字」の記事における「声母(音節頭子音)」の解説

国語ローマ字b p m f d t n l g k h j ch sh j ch sh r tz ts s 拼音b p m f d t n l g k h j q x zh ch sh r z c s IPAb̥ pʰ m f d̥ tʰ n l ɡ̊ x d̥ʑ̥ tɕʰ ɕ d̥ʐ̥ tʂʰ ʂ ʐ ʣ̥ tsʰ s j, ch, sh三つ後ろに i (声調によるつづりの変化前の形で)が続いたときに拼音j q x を、それ以外ときには拼音zh ch sh を表す。

※この「声母(音節頭子音)」の解説は、「国語ローマ字」の解説の一部です。
「声母(音節頭子音)」を含む「国語ローマ字」の記事については、「国語ローマ字」の概要を参照ください。

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