壁の向こうにて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 04:42 UTC 版)
ジョン・スノウ(キット・ハリントン)、ジョラー・モーモント(イアン・グレン)、ジェンドリー(ジョー・デンプシー)、トアマンド(クリストファー・ヒヴュ)、 ハウンド(ロリー・マッキャン)、ベリック・ドンダリオン(リチャード・ドーマー)、ソロス(ポール・ケイ(英語版))と数名の〈野人〉たちは、〈亡者〉を一人連れ帰り、実在の証拠としてサーセイ側に示すため、〈壁〉の北を旅する。ジョンはジョラーの父ジオー・モーモントから授かった、モーモント家伝来のヴァリリア鋼の宝剣「ロングクロウ」を息子のジョラーに返そうとするが、「お前が受け継いでくれ」と辞退される。 ホワイト・ウォーカーによって〈亡者〉にされた大熊が一行に襲いかかりソロスが重傷を負う。そして一行は、ホワイト・ウォーカーに率いられた〈亡者〉の斥候を発見して奇襲。ジョンがホワイト・ウォーカーをロングクロウで粉砕すると、〈亡者〉は一人を除いて死者に戻った。唯一生き残った〈亡者〉を捕獲して縛り上げるが、その叫び声を〈亡者〉の大軍が聞き付け、一行はたちまち包囲される。ジョンはデナーリス(エミリア・クラーク)に救援を求める使い鴉を送らせるため、ジェンドリーだけを先に逃がして〈壁〉のイーストウォッチに帰還させる。一行は凍った湖の中央にある小島に逃げるが、包囲されて進退極まってしまう。しかし島に迫ろうとする〈亡者〉の群れは氷が割れて辿り着けない。膠着状態の睨み合いが続く中、ソロスが死んだためドンダリオンがその死体を焼く。 寒さが増して氷が厚くなり、いよいよ〈亡者〉の大軍が小島に迫る。一行が圧倒されそうになった時、デナーリスが3頭のドラゴンを率いて到着して〈亡者〉の群れを次々と焼き払う。デナーリスはドロゴンに一行を乗せて飛び立とうとするが、最後まで〈亡者〉と格闘するジョンは氷の穴に落ちて乗ることができない。ホワイト・ウォーカーの〈夜の王〉の投げた氷の槍によってヴィセーリオンが殺され、湖底に沈んだ。ドラゴンの1頭を失ったデナーリスはジョンを残して飛び立つ。ジョンは辛うじて湖から這い上がるが再び〈亡者〉の追撃を受ける。そこに叔父のベンジェン(ジョゼフ・マウル)が現れて〈亡者〉を薙ぎ払い、自分の馬を与えてジョンを逃す。残ったベンジェンは〈亡者〉に圧倒されるが、ジョンは凍死寸前でイーストウォッチに辿り着く。 ジョンは船に乗せられて手当を受け、デナーリスが見舞う。ジョンは〈壁〉の向こうに旅するべきではなかったと話し、ヴィセーリオンの死を悼む。ジョンはデナーリスを自分の女王と呼んで忠誠を誓い、デナーリスなら北部人たちもきっと理解するだろうと言う。デナーリスはジョンと共にホワイト・ウォーカーと戦うことを誓う。 〈夜の王〉は〈亡者〉たちにヴィセーリオンの死体を湖から引き揚げさせる。〈夜の王〉が触れるとヴィセーリオンは蘇り、その瞳は〈亡者〉と同じく青く輝く。
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