増結用改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:07 UTC 版)
「高松琴平電気鉄道600形電車」の記事における「増結用改造」の解説
志度線ではラッシュ時に3両編成運用(上の628-627の写真が3両運用時のものである)が行われており、単行(1両編成)の旧型車による増結が行われていた。これの置き換えのため、2006年に長尾線から転用された600形2編成4両が増結車に改造された。 編成は分割され、全車瓦町側向きとなるよう、琴電志度向きだった偶数番号車は方向転換と車両間ジャンパ連結器の位置変更が行われた。増結専用とされたため、主電動機と奇数番号車の制御器は撤去され、逆に自車で冷房電源が賄えるように偶数番号車には集電用パンタグラフが、奇数番号車にはCP、SIVが増設された。これにより、元番号による性能差が無くなっている。同時にブレーキが電磁SME-Dから電磁SCE(非常管併設付随車用電磁弁付三管式直通空気制動)に変更された。 客室では、連結相手の大半が前面扉がオフセット配置される600形で貫通幌の連結ができない事から、妻面貫通路が固定窓によって塞がれた。また、座席撤去の上で車椅子スペースが新設され、志度線初の車椅子スペース付車両となった。 改造後は、元番号順に801 - 804と付番された。番号から一部で「800形」と紹介される事もあるが、正式には「600形800番台」という扱いとなっている。801・802が同年9月、803・804が10月に運用開始した。 801(CPが見えている) 804(CPが見えていない)
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