国際アグロフォレストリー研究センターとは? わかりやすく解説

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国際アグロフォレストリー研究センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 22:08 UTC 版)

国際アグロフォレストリー研究センター(こくさいアグロフォレストリーけんきゅうセンター、英語:World Agroforestry Centre)は、ケニアナイロビに本部を置く国際的研究機関である。経済的生態学的に利益をもたらす農業景観の中に樹木を植える活動、すなわちアグロフォレストリーの研究を行っている。この研究機関の正式名称は"International Centre for Research in Agroforestry"であり、その略称はICRAFであるが、2002年からブランド名として"World Agroforestry Centre"を使用している。以下の記述では、ICRAFと表記する。

概略

ICRAFは国際農業研究協議グループ(CGIAR)として知られる地球規模ネットワークを構成する15の研究機関の一つである。1978年に設立され、その後1991年にCGIARに参加した[1]。CGIAR参加後、1990年代からICRAFは、貧困の軽減・食糧安全保障・環境開発問題に、より一層取り組むことになった。アフリカの小規模農家における耕地の減少の問題や、湿潤熱帯雨林周縁部の焼畑農業に代わる手法の開発に取り組んだ。この過程で、対象とする地域は、アフリカのみならず、ラテンアメリカ東南アジアにまで広がった。

ICRAFは、より持続可能生産的な土地使用を開発する目的で、各国の農業研究システムと先端研究機関と協力し、研究を実施している。発展途上地域の国や地方、特にラテンアメリカ・東南アジア・中部アフリカ地域の熱帯地方に、その研究の焦点は絞られている。アグロフォレストリーに関する科学の様々面で、ICRAFは、協力者のための個人またはグループのトレーニングの計画も行っている。

脚注

  1. ^ 国際アグロフォレストリー研究センター - ICRAF then & now

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