国家海洋局 海監総隊 (海監)
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「中華人民共和国の海上保安機関」の記事における「国家海洋局 海監総隊 (海監)」の解説
国家海洋局(SOA)海監総隊(海監)は、排他的経済水域における権益保護・法執行とともに、環境保護・科学調査を担っていた。国土資源部(MOLR)の管理下におかれているが、実際に運用・管理しているのは海軍とされていた。 国家海洋局(SOA)は、1964年7月22日、全人代第3期の124次会議で設立を認可された。翌年、海軍の艦隊配置と一致するように北海分局(青島市)、東海分局(寧波市)、南海分局(広州市)の3個分局が設置されて、調査船の運用に着手した。また、1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)の採択を受け、海洋管轄の強化を図るため、1983年には執法船(海監)を擁する中国海監が発足した。その後、1998年にMOLRの管理下に移され、1999年には海監総隊を創設、北京の指導機構の下に北海・東海・南海の3個海区総隊を設置するなど体制の整備がすすめられた。防衛研究所のレポートでは「特に海監の建設が進んでいる」と指摘されていた。
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