国実百合とは? わかりやすく解説

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国実百合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/25 10:04 UTC 版)

くにざね ゆり
国実 百合
プロフィール
別名義 國實 唯理(くにざね ゆり)
生年月日 1970年12月19日
現年齢 54歳
出身地 日本高知県 高知市[1]
血液型 O型
活動
デビュー 1988.3.16[2]
他の活動 タレント歌手
アイドル: テンプレート - カテゴリ

国実 百合(くにざね ゆり、1970年12月19日[1] - ) は、日本歌手[1]。現役時代の所属事務所芸映プロダクション[2]、レコード会社は日本コロムビア[2]。本名國實百合(結婚前:読みは同じ)。引退後結婚、土屋姓となりセラピストマヤ暦カウンセラーとして活躍中[3]。1男1女がいる。2023年に歌手活動を再開[4]

略歴

高知県高知市一宮出身[1]高知県立高知小津高等学校から堀越高等学校に編入後、同校を卒業[1]。芸能界に憧れ、高校2年の時に芸映プロが主催した日本コロムビア「ザ・オーディション・ボーイズ・アンド・ガールズ」(応募総数1万8923人)に応募[5]1987年10月4日に調布グリーンホールで行われた決戦大会で優勝し、翌1988年3月16日に『青い制服』でアイドル歌手デビュー[1]。デビュー曲はオリコンチャート19位を記録した[6]

1991年春に芸名を國實唯理(くにざね ゆり)に改名[7]。同年4月、TOKYO FMホールにてファーストライブを実施する。結果的には最初で最後のフル・ライブとなった。

同年11月、東京都内で行われたイベント会場で突然芸能活動の一時休止を発表。同月末に行われた大阪・枚方市のくずはモールでのイベントを最後に完全休止、のち完全引退。元々子供の頃から病弱で、芸能界デビュー後も仕事の合間に入院することもあり、腎盂炎発症・悪化及び治療専念のためだったといわれている[4]

2011年9月6日放送の「超豪華!!スタア同窓会IV〜マルヒ(秘)のおきて〜 」(日本テレビ系)に、観客の1人としてゲスト出演。また、2014年7月8日の『カスペ! 今でもスゴい女性芸能人第2の人生すべて見せますSP』(フジテレビ系)にもVTR出演。2014年の時点ではセラピストをしているとのこと[8]

子育てが一段落した段階でもう一度歌いたいと思い、2023年4月に自身の曲の作曲を多く手掛けた林哲司の作曲家50周年コンサートで林の元へあいさつに伺ったところ、そこにデビュー曲の作詞を担当した売野雅勇もいたこともあって、「自分の曲をもう1度YouTubeで歌わせて欲しい」と願い出ると、林と売野から「自分の歌なんですから、歌っていいんですよ」と言われたことで、自分のYouTubeを始めて、自分の曲を改めて自ら歌うという動画を上げている[4]

2024年1月15日にイベント『アイドルアーカイブス』(東京・新大久保 R’sアートコート、司会の宮前真樹(元CoCo)、立花理佐仁藤優子と共演)に出演し、1991年のファーストコンサート以来33年ぶりに観客の前で歌を披露した[4]

2025年4月27日、GINZA 7th Studioにて34年ぶりとなるワンマンライブを開催した[9]

エピソード

  • 妹が1人いる。
  • 松田聖子に憧れて芸能界を目指し、「ザ・オーディション・ボーイズ・アンド・ガールズ」には親に内緒で応募したという[4]
  • 高知小津高校在学中に上京し、堀越高校へと転校した。両校での修学旅行に参加できたため、高校時代の修学旅行は2回行っている。
  • 高知小津高校では、国実の歌手デビュー当時に現役の大関だった朝潮の15年後輩にあたる。堀越高校時代の同級生酒井法子西村知美渡辺美奈代(渡辺は新入学したため国実より1歳年上)らがいる。
  • 80年代当時の趣味はプリペイドカード収集。そのことはスタートピックスやオレンジ出版発行のカード情報雑誌『TELcolle(テレコレ)』でも取り上げられたことがある。

音楽

シングルは1988年から91年迄の間に12枚が発売された。またアルバムはベスト盤2枚を含む6枚と、他アイドルとのコンピレーションカバー盤が2枚発売されている。

シングル 

  1. 青い制服(1988年3月16日)
    作詞:麻生麗二(売野雅勇) 作曲・編曲:林哲司
  2. ボーイフレンド(1988年6月21日)
    作詞:麻生麗二(売野雅勇) 作曲・編曲:林哲司
  3. 秋色の街(1988年9月28日)
    作詞:田口俊 作曲・編曲:林哲司
  4. 友だち以上(1988年12月10日)
    作詞:田口俊 作曲:林哲司 編曲:新川博
  5. あなたしかいらない(1989年3月1日)
    作詞:及川眠子 作曲:林哲司 編曲:山川恵津子
  6. きっと…(1989年7月5日)
    作詞:三浦徳子 作曲:林哲司 編曲:萩田光雄
  7. 北風にひとりぼっち(1989年10月21日)
    作詞:青木久美子 作曲:林哲司 編曲:山川恵津子
  8. 北風と太陽(1990年2月22日)
    カバー4曲入CDシングル(寒い朝、北国よ、お元気ですか、そばにいて下さい)、表題の曲は無し
  9. 太陽は知っている(1990年7月1日)
    作詞:青木久美子 作曲:林哲司 編曲:山川恵津子
  10. 哀しい疑惑(1990年11月1日)
    作詞:三浦徳子 作曲:国安わたる 編曲:山川恵津子
  11. 愛のエチュード(1991年3月1日)
    作詞:門谷憲二 作曲:伊藤薫 編曲:川口真
  12. コーヒー・ルンバ(1991年11月1日) - 國實唯理名義、カバー
    作詞:J.M.Perroni・中沢清二 作曲:J.M.Perroni 編曲:川口真

アルバム 

  1. Summer in Blue(1988年7月21日)
  2. シーズンズ(1989年3月21日)
  3. Y-923NE(1989年7月21日) - ベスト ミニ・アルバム
  4. TEARS TIARA(1990年8月1日)
  5. ニュー・フェイセス(1991年3月21日)
  6. コーヒー・ルンバ(1992年3月21日) - ベスト 國實唯理名義

映像ソフト

  • 卒業 Memories of San Francisco(1989年4月21日)
  • ハーイ!!わたしが国実百合です…(1989年5月21日)
  • Yuri! growing-Up(1991年4月1日)

写真集

  • y-923NE(1989年7月25日初版、ワニブックス
  • 裸足の季節(1990年4月10日初版、近代映画社
  • 國實唯理写真集 Yuri! growing-Up(1991年4月10日初版、ワニブックス)

出演

CM

脚注

  1. ^ a b c d e f 芸能・タレント人名事典 1990, p. 214.
  2. ^ a b c オリコン年鑑 1989, p. 68.
  3. ^ 懐かしの再開
  4. ^ a b c d e "大手事務所からデビュー→わずか3年で芸能界引退 53歳になった国実百合が33年ぶり復活「忘れ物取りに帰りたい」". ENCOUNT. 株式会社Creative2. 14 January 2024. 2024年1月14日閲覧
  5. ^ 「NEW FACE お兄さんって存在にすごくあこがれてるんです 国実百合」『BOMB』1988年2月号、学習研究社、74頁。 
  6. ^ 『オリコン年鑑1989別冊 オリコン・チャート・データ'88』オリジナルコンフィデンス、1989年4月15日、124頁。 ISBN 4-87131-022-1。C0002。 
  7. ^ 「NEWすたーれぽーと - 国実百合から國實唯理に 心機一転!応援してネ!」(『ザテレビジョン』1991年第11号)p.44(各地方版共通)。
  8. ^ 2014年7月8日放送『今でもスゴい女性芸能人第2の人生すべて見せますSP!』”. TVでた蔵 (2014年7月8日). 2014年7月14日閲覧。
  9. ^ "デビュー3年で引退した伝説アイドル・国実百合、34年ぶり単独ライブ「奇跡だなって」 歌手活動再開を宣言". ENCOUNT. 株式会社Creative2. 24 May 2025. 2025年5月25日閲覧

参考文献

外部リンク





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