国の登録有形文化財 「東北学院大学大学院棟」(旧シュネーダー記念東北学院図書館)
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この他に「東北学院大学大学院棟」(旧シュネーダー記念東北学院図書館)も国の登録有形文化財に登録された。 シュネーダーの描いたマスター・プランの実現には、大戦をはさんで実に28年の歳月を要した。西半を吹抜けの閲覧室、東半を各階書庫とし階高を抑えた鉄筋コンクリート造5階建であるにもかかわらず、縦長窓を巧妙に配して3階建風にまとめ、均整のとれた外観となっている。1階と3階にそれぞれ2層吹抜けの閲覧室を配し、5層の書庫、10室の教授研究室等を備えたこの建物は、当時日本の大学のどこに比べても遜色のない最新式図書館と言われ賞賛された[誰によって?]。東北学院大学本館北東に西面し、学院の核を構成している。ロバート・H・ゲルハードを記念したゲルハード記念室を有する。 これらの建造物は1926年(大正15年)から1953年(昭和28年)にかけて、順次、建てられたものである。 3棟の配置については「中央に院長室等を含む管理と教場の本館を、東側(左手)には知性と学識の宝庫としての図書館、西側(右手)に霊性の陶冶を目指す講堂を兼ねた礼拝堂を置き、知識の訓練と霊性の訓練の実現を目指す」(『東北学院時報』61号、1925年(大正14年)7月発行)と、D・B・シュネーダー院長が明快にその意図を述べている。
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