図書館本館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:28 UTC 版)
「東京都立大学 (2020-)」の記事における「図書館本館」の解説
地上3階、地下2階の建物で、書架の他にコミュニケーションスペースやプレゼンテーションルームなどのラーニング・コモンズやデスクトップパソコンが使用できるコーナーを備える。蔵書数は、約70万冊。水野家文書などの貴重な古文書も所蔵している。キャンパス移転前は旧制高校時代の施設をそのまま使用していたためスペースが足りず、数度の増築を行っていた。特に1971年のものは全面的な増改築で、閲覧室が746 ㎡、書庫が652 ㎡で約15万冊が収蔵可能となった(なお『東京都立大学三十年史』によると、この時点で蔵書数は約33万冊。この蔵書数は各学部の図書室の蔵書も含めた大学全体の蔵書数と考えられるため、増築を経ても図書館に資料が収まらなかったわけではない)。その後も蔵書は増加し続け、それに応じて書庫の増築を行った結果、南大沢への移転前には面積 884 ㎡、収蔵可能冊数 約23万冊であった。その後の1991年、旧都立大が南大沢へ移転した際に図書館も現在の建物となり、閲覧室は2,053 ㎡、書庫は3,314 ㎡、収蔵可能冊数約60万冊と、事務室などを含めて従来の約4倍の床面積となり、機能が大幅に拡充された。さらに1995年には、書庫が閉架式から全面開架式に変更された。また、キャンパス移転を契機に、都民への開放が行われている。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、現在は学外利用が停止されている。 なお、南大沢キャンパスには図書館本館の他に、人文社会学部図書室(蔵書数:60万冊以上)/法学部図書室/経済経営学部図書室(蔵書数:約13万3000冊)/ 数理科学図書室(蔵書数:図書約43,000冊、雑誌約43,000冊)/地理環境学科図書室といった各分野のより専門的な資料を所蔵している学部学科図書室がある。特に、人文社会学部図書室が所蔵する資料は、5号館(旧称・人文学部棟)の1階から6階に及ぶ巨大な専用書庫(閉架式書庫)に置かれており、人文科学や社会科学の多くの分野にわたって合計60万冊を超える蔵書と雑誌、多くの貴重な資料を所蔵する全国でも有数の学部専門図書室である。
※この「図書館本館」の解説は、「東京都立大学 (2020-)」の解説の一部です。
「図書館本館」を含む「東京都立大学 (2020-)」の記事については、「東京都立大学 (2020-)」の概要を参照ください。
- 図書館・本館のページへのリンク