因州画仙紙とは? わかりやすく解説

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因州和紙

(因州画仙紙 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 09:15 UTC 版)

因州和紙(いんしゅうわし)は鳥取県東部(旧因幡国)特産の和紙である。


注釈

  1. ^ 正倉院文書は東大寺の倉庫である正倉院に伝来したものだが、現在は宮内庁が管理している(参照:正倉院文書(国立国会図書館サイト))。
  2. ^ 日本最古の国産和紙としてはこれより古い702年の美濃国筑前国豊前国の戸籍が知られている。[7]
  3. ^ 例外的に、佐治の隣の用瀬では慶長期に紙漉きが始まったと伝えられている。
  4. ^ 旧青谷町は鹿野城に近接する地域である。
  5. ^ ここでいう「杉原紙」は、杉原紙の製法に従って作られる紙のことである。現在は「杉原で作られる紙」が杉原紙として伝統的工芸品になっている。
  6. ^ 美濃和紙は、現在は「美濃地方で生産される和紙」を指すが、美濃の和紙はコウゾを原料として厚手で丈夫で、障子紙や包装紙などに用いられた。このため、「美濃国産」でなくとも、この製法で漉かれた丈夫な紙のことを「美濃紙」と呼ぶ。[21]
  7. ^ 1947年(昭和22年)に制定された教育制度の下では硬筆のみが指導対象となった。その後、一部で毛筆の指導を試験的に採り入れるものもあったが、1958年(昭和33年)に告示された小学校学習指導要領に「書写」として盛り込まれ、1961年(昭和36年)から完全実施になった[27]
  8. ^ 1998年の出典では約40軒、2008年の出典に拠れば35軒、別の出典(記述の年代不詳)に拠れば26軒となっている[3][12][28]
  9. ^ 青谷地区では、近年は和紙生産のほとんどは西洋紙にとってかわられたが、西洋紙の生産工場が進出しており、紙の産地としては今も健在である。青谷や近隣の湖山(コクヨMVP)では事務用品のコクヨの工場が稼働している。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『すぐわかる和紙の見わけ方』p34-35
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 因州和紙伝承工房 かみんぐさじ 因州和紙とは2014年10月24日閲覧。
  3. ^ a b c 環境省選定 日本の残したい音風景100選 因州和紙の紙すき2014年10月24日閲覧。
  4. ^ a b c d 鳥取県因州和紙協同組合 千三百年を生きる因州和紙2014年10月24日閲覧。
  5. ^ 『鳥取県大百科事典』p80
  6. ^ a b c d e f g h 『和紙の里探訪記 全国三百を歩く』p121-123
  7. ^ 全国手すき和紙連合会 正倉院の紙こそ和紙の原点2014年10月24日閲覧。
  8. ^ a b 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.112014年10月24日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j 鳥取県商工労働部兼農林水産部 市場開拓局 市場開拓課 とっとりの工芸品 因州和紙2014年10月24日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l 『和紙文化史年表』p253-255
  11. ^ a b c d 『和紙の里探訪記 全国三百を歩く』p199-201
  12. ^ a b c d e 『書の和紙譜 上巻 解説編』p67
  13. ^ a b 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.52014年10月24日閲覧。
  14. ^ 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.62014年10月24日閲覧。
  15. ^ 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.82014年10月24日閲覧。
  16. ^ 『鳥取県大百科事典』p7
  17. ^ a b c d e 『因州佐治谷山村のすがたと進路』p1「はじめに」,p18「和紙の製造とコウゾ、ミツマタ」
  18. ^ a b 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.122014年10月24日閲覧。
  19. ^ 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.132014年10月24日閲覧。
  20. ^ a b 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.22014年10月24日閲覧。
  21. ^ Weblio三省堂・大辞林 美濃紙2014年10月24日閲覧。
  22. ^ a b c d e 『書の和紙譜 上巻 解説編』p157-160
  23. ^ 『紙の文化事典』p78
  24. ^ 鳥取県教育委員会事務局 文化財課 文化財係 因州青谷こうぞ紙2014年10月24日閲覧。
  25. ^ 谷口・青谷和紙 和紙について2014年10月24日閲覧。
  26. ^ a b 井上紙店 因州和紙の産地と歴史2014年10月24日閲覧。
  27. ^ a b 大阪府教育センター 明治以降の書写・書道教育の変遷2014年10月24日閲覧。
  28. ^ 「因幡紙元祖碑」の謎とロマン vol.12014年10月24日閲覧。
  29. ^ 読売新聞 YOMIURI ONLINE 2014年1月1日版 2014新年企画「とっとりの底力」<1>伝統~和紙で生活を豊かに2014年10月24日閲覧。
  30. ^ 『鳥取県まるごと読本』p80-81
  31. ^ 鳥取県因州和紙協同組合 和紙のある生活2014年10月24日閲覧。
  32. ^ a b c 『鳥取県大百科事典』p187-188
  33. ^ a b c 『日本地名大辞典 31 鳥取県(角川日本地名大辞典)』p121
  34. ^ 因州和紙伝承工房 かみんぐさじ 因州和紙の歴史と伝統2014年10月24日閲覧。


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