営業終了までの経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 11:10 UTC 版)
「新潟アイスリンク」の記事における「営業終了までの経緯」の解説
1980年代に入り、日本経済全体がオイルショックによる不景気から好景気へと転換するのに伴ってレジャー需要が増大し、当リンクも新潟市のレジャー施設の代表として多くの入場者を集めた。しかし、1990年代に入りバブル経済崩壊後は客足が伸び悩むなど慢性的な業績不振となったのに加え、建物や機械設備の老朽化が問題となった。 加えて、当リンクにとって大きな問題となったのが、(新潟駅)駅南地区の再開発の進行である。建設当時の新潟市笹口地区は新潟駅南口が開設される以前で「駅裏」と呼ばれ、周辺には住宅地と田畑が混在していたが、次第に宅地化や市街地化が進み、1982年(昭和57年)には上越新幹線開業に伴い新潟駅に南口が開設され、本格的に商業・居住地域として発展した。それに伴い、市街地化が進むにつれて周辺の道路整備が進められ、当リンク正面を経由する新潟市道明石紫竹山線(都市計画道路、通称「東跨線橋通り」)の改良工事による道路拡幅により駐車場を縮小せねばならなくなった。 これらの事情により営業継続が困難となり、2003年(平成15年)5月31日の冬季営業終了をもって閉鎖され、施設は解体撤去された。その後、跡地のうち駐車場の一部は前述の市道拡幅に充てられ、リンクの施設跡にはパチンコ店「玉三郎 笹口店」が建設された。 なお、「グランドボウル新潟」は引き続き営業したが、2018年1月28日をもって「玉三郎 笹口店」とともに閉店。2019年(平成31年)4月25日、玉三郎笹口店跡地にケーズデンキ新潟笹口店がオープンしている。
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